4日迄ロック音楽映画三昧!明3土曜は《ジプシー・ナイト》開催

2008年05月02日

さあ、大好評で上映中の『世界音楽遺産の旅 ジプシー・キャラバン』もいよいよラスト・ウイーク!
これだけ凄いミュージシャンが、異国で一緒に旅する映画って、やっぱりとんでもない体験ですよね。
そりゃあ、ジョニー・デップも踊り出しますよ。もう最高のサントラ版が大人気で、早買いお薦めです。

そこでせっかくの連休は、やっぱり素晴らしい音楽映画の数々を改めて楽しもうじゃあないか、みんな〜!てな感じでどど〜んと出来る限りイイ映画を集めてきた次第です。

□5月2日&3日&4日
  【 京都みなみ会館 Rock Cinema Special ~愛と音楽の3日間~ 】

実はこの企画は、お客様からも時々お問い合わせやリクエストを貰っていた2つのロードショー作品で、昨年秋の公開からなかなか上映を組めなかったラモーンズ・トリビュート・ライブ『TOO TOUGH TO DIE』と、「フィンランドとカウリスマキが大好きなら当然やるに決まってる」と読まれた『エアギター エピソード ゼロ』。
この音楽ドキュメンタリー2本の京都公開を実現し、更にお客様から「もう一回上映やって〜な」と、か細くも熱い息の長いリクエストが多かった3作品を合わせてアンコールする、RCS音楽ファンの声を集めた企画なのであります。

〜上映される新旧特選の5作品〜

☆『END OF THE CENTURY』2004年/アメリカ/108分
http://www.miraclevoice.co.jp/ramones/endofthecentury/
 *2(金)19:30 & 4(日)22:40

☆『TOO TOUGH TO DIE』2006年/アメリカ/77分/DV *京都初公開
http://www.miraclevoice.co.jp/ramones/
 *2(金)21:30 & 4(日)21:10

☆『AIR GUITAR Episode 0』2006年/アメリカ/82分/ *京都初公開
http://www.miraclevoice.co.jp/airguitar/
 *2(金)23:00 & 4(日)19:30

☆『ロニー ~MODSとROCKが恋した男~』2006年/イギリス/95分
 *3(土)19:30(~21:10)※上映1回のみ

☆『悪魔とダニエル・ジョンストン』2005年/アメリカ/110分/
http://www.tornadofilm.jp/movies/akuma-daniel/
 *3(土)21:20(~23:15)※上映1回のみ
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そしてロマ/ジプシー映画の魅力の体系を、ゴールデン・ウイークの一晩で軽快に楽しんで帰って頂こう!
そんな映画の面白さを味わう3本立オールナイトが5月3日(祝・土)に開催するこちら。

《ゴールデン・ジプシー・ナイト》
4日迄ロック音楽映画三昧!明3土曜は《ジプシー・ナイト》開催

おそらく日本での人気の広がりは、エミール・クストリッツァ監督が張本人。
1986年、岩波ホールで『パパは出張中』(昔は東宝東和が配給)が日本で初披露されたとき、まさか後にユーゴスラビアが解体されて、ジプシー音楽がこんなに一般的に人気が広がるとは思いもしませんでしたが、1995年の『アンダーグラウンド』と1998年の『黒猫 白猫』で世界はひっくり返りました。
そしてその映画に出演した事で一躍スターとなった世界最速ブラスバンド“ファンファーレ・チョクルリーア”をドキュメントするべく、ルーマニアへ出掛けて更にその公演で日本にまでもカメラを担いで来てしまったドイツ人が、世界に届けた映画が『炎のジプシー・ブラス 地図にない村から』なのです。
では一体どうしてこの映画の監督マルシャレックが、ジプシー音楽にのめり込み大ファンになったのか?その人生を変える大きな切っ掛けを作った映画が、旧ソビエト連邦(ロシア)1976年の大作映画『ジプシーは空にきえる』だったのです。この映画に出会ったことから、クストリッツァがジプシー映画の傑作を連発した事からこそ、彼はカメラを担いでルーマニアへ世界へ出掛ける事になった訳ですね。

23:30開場
23:40~
『ジプシーは空にきえる』 TABOR UKHODIT V NEVO
1976年/ソ連(ロシア)/100分
監督・脚本:エミーリ・ロチャヌー
この25年間京都で上映される

1:45~
『炎のジプシー・ブラス 地図にない村から』 BRASS ON FIRE
2002年/ドイツ/98分 http://www.plankton.co.jp/brassonfire/
監督・脚本:ラルフ・マルシャレック 出演:ファンファーレ・チョクルリーア

3:45(~5:55)
『黒猫・白猫』 CHAT NOIR, CHAT BLANC
1998年/フランス・ドイツ・ユーゴスラビア/130分
監督:エミール・クストリッツァ

ひとつの映画との出会いから、運命が変わる。
人生って、きっと、判らナイト。


Posted by エス at 14:37