7月滋賀会館大ホールは、ベルサイユのばら+火の鳥+三越+宝塚

2008年07月18日

ちょうど昨年6月の『風と共に去りぬ』から始まった“大ホールの大画面で映画を見よう!”上映会。
1年が経って、終わりを宣告されてしまい、かなりメゲてしまったものの、「いや、映しますよ!最後まで!」

滋賀会館大ホール “新しい挑戦”特別上映シリーズ 〜2008年7月〜

<1978~愛と驚きのロマン超大作!再び>

SF超大作『未知との遭遇』『スター・ウォーズ』が初公開され、
ピンクレディーが「UFO」で衝撃デビューした、1978年。
日本映画は、いったい何処へ向かおうとしていたのか?
2008年7月26日(土)&27日(日)
滋賀会館大ホールの大スクリーンに突如、
30年前のニッポンを賑わせた、あの巨編が再び甦ります!

7月滋賀会館大ホールは、ベルサイユのばら+火の鳥+三越+宝塚

7月滋賀会館大ホールは、ベルサイユのばら+火の鳥+三越+宝塚

上映プログラムの発端はいろいろ、ですがイチバンの要因は小林正樹監督の『燃える秋』。
昨年秋の武満徹音楽特集開催から、今まで毎月頂き続けた上映のリクエスト、でした。
実はこの作品はコレまで30年間ずっと作品ソフトが未発売で、武満徹の音楽を聴きたければ映画館で上映を見るしか方法が無かったのです。主題歌はけっこう有名で,石川セリのアルバム等にも収録されていますが、その音楽スコアを堪能したければこの大津の大ホール大画面に集って頂ければ聞けると云う事になるわけで音楽ファンにしらせなければ、です。
天才、武満徹の貴重な映画音楽もさることながら,冒頭の京都のジャズ喫茶の場面は?とか、革命直前のイランの風景が見られる、とか人気絶頂だった真屋響子を始め30年前の三越提供のファッション・チェックが面白いですよ。
なにしろ,この映画が元で岡田茂の三越スキャンダル、大ペルシャ秘宝展贋作事件で、三越グループの凋落が始まるのです。
できればそっと封印しておきたい1978年系映画は、『ベルサイユのばら』や『火の鳥』(市川崑監督追悼!)だけじゃないのです。
で、話し出すと止まらないので・・・、上映をご覧頂いて、ちょうど30年前の滋賀会館の周辺ががまだもうすこし賑やかな雰囲気を持っていた頃へタイムスリップして頂こうと思っております!
http://www.rcsmovie.co.jp/new2/index.html
もうコレ、このプログラムはじめ、RCSって本当に映画バカ以外の何者でもありませんね。



Posted by エス at 13:57