滋賀会館シネマホール特選『わが教え子、ヒトラー』18日迄限定

2009年01月12日

「滋賀で公開を!」の声に応えて、2008年映画賞・ベストテン選出の邦洋注目作を続々上映!



滋賀会館1階正面入口の映画看板が、この下旬から2月への上映作品に変わってます。

ベストテン発表で評判もぐんぐんと上がってきた『トウキョウソナタ』。
外国映画のベストテンでほぼ上位に食い込んだ『イントゥ・ザ・ワイルド』。
絢爛豪華なスーパー世界遺産映像が圧倒的な人気を呼んで、京都みなみ会館でもロングランの『落下の王国』。
そして今週1月14日(水)からは、西島秀俊と加瀬亮が主演した『東南角部屋二階の女』。
これまで紹介した加瀬亮、西島秀俊、竹花梓のメインカット写真ではなく、香川京子さんメインのポスターがあるのが嬉しい!

さらに今週の注目作は1/14日(水)〜18日(日) 
5日間のみ限定上映!
『わが教え子、ヒトラー』
ドイツ映画で一見すると重厚そうですが、これがまたとてつもない作品。



同胞のためにヒトラーを殺すのか、愛する家族を収容所から救い出すのか?
『善き人のためのソナタ』のウルリッヒ・ミューエが、断腸の決断に葛藤(かっとう)するユダヤ人教授を演じる。
日本版ビジュアルと併せてこの見出しを読むと、けっこう重厚な雰囲気ですが…、
実はこれが大胆な設定のナンセンス・コメディ!
なんとヒトラーの演説をコーチしていたのはびっくり仰天、ユダヤ人の教授だった!



驚くでしょうが、これがドイツ版のポスター。
なんでこうなるの!?って程のイメージ変換。
まあこんな扱いに困って変わるところが日本らしい。

『生きるべきか死ぬべきか』『チャップリンの独裁者』『プロデューザーズ』など、ヒトラーとナチスを笑い飛ばした快作は幾つか有れど、本作品がドイツから生まれたということはもう大事件でしょう。ユーモアを受け入れると云うことでは、『靖国』上映で騒動起こしてしまった国との違いはまざまざ。
監督のダニー・レビィがユダヤ人だからこそ出来た芸当ですが、実はミニシアター系シネセゾンのファンには懐かしい名前。
ベルリンの壁崩壊前から西ドイツ映画の若手で活躍していた監督さんで、『イカれたロミオに泣き虫ジュリエット』 (1986年)で日本に初紹介されたものの、若さ全開で見事にコケて散りました(笑/でも日本版チラシがとても格好良かった!)
もうシリアスな展開になればなるほど、見ている観客は笑わざるを得ないという絶妙な可笑しさ。
この映画はウルリッヒ・ミューエという役者が本当に上手いので、これが遺作になったことが本当に惜しいですが、その演技を見るだけでも価値あり。
「この物語は真実だ。だが、あまりにも“真実すぎる”ため、歴史の本には登場しない」
映画の冒頭からもうドキドキワクワクです!


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