「オールドオーツ『物語の誕生』」写真展も明28日迄!滋賀会館
2010年03月27日
今月末で文化拠点としての使命を終える滋賀会館。
先に閉鎖されていたこの1階大ホールのロビーが鮮やかな模様替え。
この滋賀会館大ホール・ロビーが、こんなにムードのあるギャラリーとして使えることを最後に?証明してくれた写真展。
― 世界は物語でできている ―
「オールドオーツ『物語の誕生』」写真展
「オールドオーツ」。
現在の会館周辺の様子を切り取った写真を紹介しながら、市民らに借り受けた開設以降の写真をパネル展示。
当時の思い出が添えられて、この街の時間がよみがえってくる。
それぞれのアルバムにある風景から見える、公式の歴史に描かれない大津に生きた人々の「物語」。
過去と今とをつないで、市民の手で新たな物語を作り出そうと呼び掛けているのだ。
そこには、企画した「滋賀会館シネマホールファンクラブ」の中川さんの想いがこもっている。
― 写真がつなぐ過去と今。物語がつむぐ人とまちの未来。-
大津の中心市街地(=歴史的中心部)を、私たちは「オールドオーツ」と名づけました。
そこで集めた1枚ずつの写真を材料にして、町に生きてきた人々が自らの言葉で語った自分自身や自分の生活・仕事のことなどを、個人の物語として編集し、共同作品に仕上げました。
都市化した町は不特定多数の人々の集まりです。しかし、町では本来、そこに住むひとりひとりが主人公であり、人は人とのつながりの中で物語を紡ぎ出しています。その物語は、町で生活するそれぞれが異なる存在でありながら、同時に全体の一部であるという本来のコミュニティ(共同体)のあり方を私たちに再認識させてくれます。
個人の生活の中で、過去にそれと気づかず内包していた生活の質や共同体のあり方をふり返ることで、私たちが過去に手にしていたものは何であったか、何を失ったのかを思い起こすことができます。自分の物語を自分の言葉で語り、お互い聞き合うことができるならば、コミュニティの未来の物語を人々が自立的に紡いでいくことができるでしょう。自らの言葉で語り、多くの人々と共有・協働する表現活動は、町という共同体を住民が主体的に創っていくことにつながる可能性を秘めています。
いよいよ3月28日(日)17時まで。
場所:滋賀会館1階大ホールロビー
シネマホールのフリッツ・ラング上映も午後からそれぞれの作品の最終上映がありますが、写真展に駆け付けられる方はぜひぜひ!
先に閉鎖されていたこの1階大ホールのロビーが鮮やかな模様替え。
この滋賀会館大ホール・ロビーが、こんなにムードのあるギャラリーとして使えることを最後に?証明してくれた写真展。
― 世界は物語でできている ―
「オールドオーツ『物語の誕生』」写真展
「オールドオーツ」。
現在の会館周辺の様子を切り取った写真を紹介しながら、市民らに借り受けた開設以降の写真をパネル展示。
当時の思い出が添えられて、この街の時間がよみがえってくる。
それぞれのアルバムにある風景から見える、公式の歴史に描かれない大津に生きた人々の「物語」。
過去と今とをつないで、市民の手で新たな物語を作り出そうと呼び掛けているのだ。
そこには、企画した「滋賀会館シネマホールファンクラブ」の中川さんの想いがこもっている。
― 写真がつなぐ過去と今。物語がつむぐ人とまちの未来。-
大津の中心市街地(=歴史的中心部)を、私たちは「オールドオーツ」と名づけました。
そこで集めた1枚ずつの写真を材料にして、町に生きてきた人々が自らの言葉で語った自分自身や自分の生活・仕事のことなどを、個人の物語として編集し、共同作品に仕上げました。
都市化した町は不特定多数の人々の集まりです。しかし、町では本来、そこに住むひとりひとりが主人公であり、人は人とのつながりの中で物語を紡ぎ出しています。その物語は、町で生活するそれぞれが異なる存在でありながら、同時に全体の一部であるという本来のコミュニティ(共同体)のあり方を私たちに再認識させてくれます。
個人の生活の中で、過去にそれと気づかず内包していた生活の質や共同体のあり方をふり返ることで、私たちが過去に手にしていたものは何であったか、何を失ったのかを思い起こすことができます。自分の物語を自分の言葉で語り、お互い聞き合うことができるならば、コミュニティの未来の物語を人々が自立的に紡いでいくことができるでしょう。自らの言葉で語り、多くの人々と共有・協働する表現活動は、町という共同体を住民が主体的に創っていくことにつながる可能性を秘めています。
いよいよ3月28日(日)17時まで。
場所:滋賀会館1階大ホールロビー
シネマホールのフリッツ・ラング上映も午後からそれぞれの作品の最終上映がありますが、写真展に駆け付けられる方はぜひぜひ!
Posted by エス at 17:52