26(土) 林海象+監督舞台挨拶『世界で一番美しい夜』上映!
7月26日(土)午後7時30分〜トークに続いて上映(10時 終了予定 )
5月に東京や大阪でロードショー公開された天願大介監督の最新作『世界で一番美しい夜』。
京都みなみ会館では、ようやく7/29日(火)からのロードショーとなります。
神戸でも、今週よりシネ・リーブル神戸にて上映中です。
先行の公開であんまり話題にならなくて残念でしたが、最近の日本映画ではこんなに奔放な映画もなかなか見ないので、RCSではお薦めさせてもらっています。
何より東京発の宣伝では、メインで使用されている絵本作家のスズキコージさんの驚きのアニメーションに全然触れられていないのが悔しい感じもしたからです。
とにかくこの映画、あのスズキコージさんの絵がアニメーションになって動いているというオープニングからビックリしました。
大体、宣伝のビジュアルが全然だめで、チラシ見たってぜんぜん見る意欲が高まらない。
で、映画を見たならば、このメインビジュアルの女の子がまた、本編に全く関係がない。
しかもタイトルの文字体が変わっているのは、背景の絵と共にスズキコージさんの筆の技である、ことも分かり難い。
なんだか裸ネタが多い作品なので、女性寄りに媚びようとしてソフトに仕上げようとした宣伝材料がいけません。
と言っても、勝手にこちらでビジュアルを変えられないし、もう流通しているモノは手の出しようも無し。
とにかくこの『世界で一番美しい夜』は、『神々の深き欲望』から続く今村昌平スピリッツと、『さらば方舟』から流れる寺山修司パワーを併せもって、現代へ投影させようとした面白味のある作品なのです。
田口トモロヲさんの,今村昌平監督の遺作に続いての,強烈なヘビ演技。
宝塚出身の女優としては、黒木瞳さん以上に大胆な素っ裸になってしまった月船さららさんの体当たり演技。
後半の一挙50人がよってたかっての大セックス大会まで、見どころは満載です。
そんな訳で、イイところアカンところも引っ括めてこの映画のへんてこな面白さについて探るべく、監督とはデビュー作のプロデュースから「探偵濱マイク・シリーズ」など脚本担当等でタイヘン縁が深い林海象さんをお迎えしての先行トーク&レイトショーを組みました。
色々と面白いお話が飛び出すと思いますので,ぜひぜひご参加の程よろしくです!
http://www.rcsmovie.co.jp/