JR琵琶湖線野洲行終電が廃止繰上 チェブラーシカ広告は延長?

2010年04月02日





Posted by エス at 23:52

滋賀会館シネマホール最終上映が無事終了!有り難うございました

2010年04月01日





Posted by エス at 23:56

映画は旅だ!『ラッチョ・ドローム(良い旅を)』を滋賀会館上映

2010年03月27日

大津京町・滋賀会館シネマホールの最後のプログラムに組まれた聞きなれない?映画タイトル。

『ラッチョ・ドローム』(Latcho Drom)1993年作品

ジプシーの映画を撮り続けているトニー・ガトリフ監督。
彼が最初に撮った“ロマ映画”の原点こそ、この『ラッチョ・ドローム』。



今から千年以上前、北インドを出発したロマ民族の祖先は数百年かけて西へ西へと移動し、エジプトを経て地中海にぶつかると南北に分かれてさらに東欧、フランスへと進む。そして最後にたどり着いたのは、スペインのアンダルシア地方。
この映画はインドからスペインに至るロマ民族の旅を、ロマ民族に伝わる音楽と踊りを通して描く一種のドキュメンタリー・ドラマ。

全編が、歌と踊りの連続。
ドキュメンタリーでもフィクションでもないのだけれども、そこには音楽と共に生きた人々の物語がある。
次々に現れる歌や踊りが、ジプシーたちの強いられた移動とともに進化をとげてゆく。
アジアからヨーロッパにまで広がった“ロマ”という民族の共通資産である音楽そのものが、この映画のテーマ。これはジャンルを越境する映像詩ともいえる。

これまで『モンド』や『ベンゴ』から、『僕のスウィング』の主演チャボロ・シュミットびわ湖ホール公演など、ライブとの連動も含めて意外にトニー・ガトリフ監督の映画を上映してきた滋賀会館シネマホール。
ジプシー、ロマ系の音楽映画もいろいろと多く上映してきました。
2003年の「復活願いま~す」上映でもクストリッツァの『SUPER8』を組んでます。
最近でも『フラメンコ』や『ジプシー・キャラバン』に『炎のジプシー・ブラス』を上映。

映画を知れば、これだけ広範囲に広がっているジプシー、ロマの音楽が根底では繋がっていることが良く分かります。コトバを超えて音楽は人々の心を一つにしてくれます。



そんな音楽がベースとなる映画に結構こだわって上映を続けてきた滋賀会館シネマホール。
音楽映画の秀作でも『エルビス・オン・ステージ』から昨年の『ザ・ローリング・ストーンズ/シャイン・オブ・ライト』、さらには『真夏の夜のジャズ』まで、名作から話題作を多彩に上映してきました。

どんなにツラい時でも、この星にはすばらしい音楽があるんだ!
そんな根源を、厳しさを生き抜いたロマの音楽が改めて我々に教えてくれるのです。

と、いうわけで、京都でも1回だけ、2001年に最初の京都駅ビルシネマ企画で上映して以来。
9年ぶりとなる映画館上映の名画『ラッチョ・ドローム』。

久々の御開帳で、大津京町・滋賀会館シネマホール上映のフィナーレであります!
3/28(日)=12:30
3/30(火)=16:20
3/31(水)=18:30 ラストショー!


Posted by エス at 19:29

「オールドオーツ『物語の誕生』」写真展も明28日迄!滋賀会館

2010年03月27日

今月末で文化拠点としての使命を終える滋賀会館。
先に閉鎖されていたこの1階大ホールのロビーが鮮やかな模様替え。
この滋賀会館大ホール・ロビーが、こんなにムードのあるギャラリーとして使えることを最後に?証明してくれた写真展。

― 世界は物語でできている ―
「オールドオーツ『物語の誕生』」写真展






「オールドオーツ」。
現在の会館周辺の様子を切り取った写真を紹介しながら、市民らに借り受けた開設以降の写真をパネル展示。
当時の思い出が添えられて、この街の時間がよみがえってくる。







それぞれのアルバムにある風景から見える、公式の歴史に描かれない大津に生きた人々の「物語」。
過去と今とをつないで、市民の手で新たな物語を作り出そうと呼び掛けているのだ。

そこには、企画した「滋賀会館シネマホールファンクラブ」の中川さんの想いがこもっている。



― 写真がつなぐ過去と今。物語がつむぐ人とまちの未来。-

大津の中心市街地(=歴史的中心部)を、私たちは「オールドオーツ」と名づけました。

そこで集めた1枚ずつの写真を材料にして、町に生きてきた人々が自らの言葉で語った自分自身や自分の生活・仕事のことなどを、個人の物語として編集し、共同作品に仕上げました。

都市化した町は不特定多数の人々の集まりです。しかし、町では本来、そこに住むひとりひとりが主人公であり、人は人とのつながりの中で物語を紡ぎ出しています。その物語は、町で生活するそれぞれが異なる存在でありながら、同時に全体の一部であるという本来のコミュニティ(共同体)のあり方を私たちに再認識させてくれます。

個人の生活の中で、過去にそれと気づかず内包していた生活の質や共同体のあり方をふり返ることで、私たちが過去に手にしていたものは何であったか、何を失ったのかを思い起こすことができます。自分の物語を自分の言葉で語り、お互い聞き合うことができるならば、コミュニティの未来の物語を人々が自立的に紡いでいくことができるでしょう。自らの言葉で語り、多くの人々と共有・協働する表現活動は、町という共同体を住民が主体的に創っていくことにつながる可能性を秘めています。



いよいよ3月28日(日)17時まで。
場所:滋賀会館1階大ホールロビー

シネマホールのフリッツ・ラング上映も午後からそれぞれの作品の最終上映がありますが、写真展に駆け付けられる方はぜひぜひ!



Posted by エス at 17:52

「滋賀会館の放課後」週末盛況!シネマホールはフリッツ・ラング

2010年03月27日

もうなかなかカキコミもできずにすみません。

滋賀会館もいよいよラスト・ウイークエンド。

「滋賀会館の放課後」展示に若い人がいっぱい来てくれている。








各フロアに人がたくさんいる風景に、往年の活気がみえる。

この建物はまだまだ十分な元気を持っている。

使い方の次第こそが肝心だったのだけれど、持ち主は気付いてくれませんでした。

しかし壊すと決まった訳でもないのだから、このあとも十分な検討が重ねられることを願います。



4階の自民党滋賀本部前には谷垣さんの前にペンギンが陣取ってます。

5階の滋賀会館シネマホールでは、映画の神様フリッツ・ラングの映画代表作を3本上映中。

<フリッツ・ラング特集上映>
3/28(日)限り

戦前ドイツ編~戦中アメリカ編~最後のハリウッド編


☆14:35~
『死刑執行人もまた死す〈完全版〉』
1943年/アメリカ/134分/白黒

☆16:55~
『条理ある疑いのかなたに』
1956年/アメリカ/80分/白黒

☆18:30~
『M』
1931年/ドイツ/99分/白黒



このチラシでもわかるとおり、特集上映が開催されたのが2000年で、フリッツ・ラングの生誕110年記念。
だから今は+10年で生誕120年記念のセレクトだったというわけです。
『条理ある疑いのかなたに』は、このときが初公開ですから、まだまだ日本に上陸していない名作や注目作の映画もいろいろと有ったことがわかりますね。まだまだ未知の領域も残る映画の歴史。
映画は年を重ねてその面白さも拡がっていきます。
映画館の暗闇で、じっくりみんなで名作を楽しみましょう。





Posted by エス at 17:11