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Posted by 滋賀咲くブログ at

原恵一特集3/1[オトナ帝国の夜]クゥ特典付前売は今夜限り!

2008年02月29日

いよいよ,明日3月1日土曜の深夜は、大人のための特別オールナイト上映、原恵一監督特集 [オトナ帝国の夜] 開催日です。
昨年秋にお会いした時に、京都みなみ会館へのご来館を快諾頂け、遂に実現した夢の企画。

25年も勤めた製作会社を辞めて、全力を賭けて挑んだ渾身の一作『河童のクゥと夏休み』と、代表作の『劇場版クレヨンしんちゃん』シリーズから最高の2大作『嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』と『嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』を上映。
この3大傑作に、監督のゲストトークを交えたとっても贅沢な一夜です。

ある時期からテレビの「ドラえもん」が急に面白くなったというそのウラに、原恵一あり!
「クレヨンしんちゃん」が子供は勿論、オトナのファンが多いそのウラに、原恵一あり!
いま日本が世界に誇るべき素晴らしい映画監督とは、まぎれもなくこのヒト、原恵一監督!

原恵一監督のプロフィールはこちら。

ゲスト・タイムでは、映画についての色々なお話をたっぷりとお伺い出来ればと思います。
ナビゲーターは、ミルクマン斉藤さん,浅尾典彦さんのお二人。
ぜひともこの機会に、映画ファンである皆さまのご参加をよろしくお願い致します。

まだ本日金曜日夜までなら、お得な前売券もお求め頂けます。当日券も発売しております。
京都みなみ会館の劇場窓口でお求めなら、今ならレアもの前売り特典あり!

<河童のクゥちゃん携帯クリーナー・ストラップ>(写真)をプレゼント中です。
アタマのお皿がクリーナーになっててよく出来ています。
映画見た後はめちゃカワユッス!(グッズの後ろ、実はパンフっす…。)
(オトナ帝国の逆襲では小堺一機と関根勤が豪華ゲスト出演!で敵役には津嘉山正種!)



Posted by エス at 08:41

シネマホール映画の人気投票~このままだと「かもめ食堂」かな?

2008年02月29日

さあ、うるう年、4年に一度の日、2月29日がやってきました!
前回書きました、滋賀会館シネマホールの“特別割引1000円デー”は上手くお客様を呼び込むことが出来るんでしょうか。映画館の割引では初の試みったって、さすがに4年に一度じゃ覚えてもらえませんけどね。
ちなみに、この日は原田芳雄さんの4年に一度のお誕生日です。ワタクシは大ファンですが、「Little DJ 小さな恋の物語」の院長さんも良かったですね。でも最近はますます鉄道オタクぶりを発揮されてますが・・・。

さて、滋賀会館シネマホールの入り口横のロビーには、シネファンクが編集する壁新聞<シネマの茶の間“Cine Cya”>が張り出してありますが、みなさんチェックして頂けているでしょうか。
今回は、「あなたが選ぶ2007年度上半期シネマ人気投票!」ということで、「ここで見て面白かった!」という映画を3本選んでいただいて、丸いシールを作品リストに貼って頂き、一番人気の有った作品が○だらけになるという、毎日変化を見ているだけで楽しい趣向です。

それでいよいよ月末締め切りなのですが、いまアンコール上映の「かもめ食堂」がアタマひとつリードして、「善き人のためのソナタ」が続いて、「リトル・ミス・サンシャイン」「ブラックブック」なども人気です。しかしアンコール上映で1位ってのは、ぶっちぎり人気も分かるんですか果たして今回のご鑑賞での投票になっているかが少し微妙ですね。

そんなわけでこのお得な2.29サービスデーの鑑賞とあわせて、ぜひ滑り込みでベスト3(三個の)シール張り投票しにきてくださ~い!
(ホール入口横の柱では、昨年からずっと偉大なるスーパースター・ラジニカーントさまが見守っていますよ!アジアの映画もっと上映したいですね。)
 



Posted by エス at 00:18

朝日新聞あいあいAI京都で「ウェイトレス」が絶賛されて,ホッ

2008年02月27日

京都みなみ会館では、先週末からアメリカ映画の秀作、『ウェイトレスおいしい人生のつくり方』の上映が始まったんですが、話題の『人のセックスを笑うな』の陰に隠れてしまったのか、ちょいと忘れられた感じでちょっと苦しい出足となってしまいました。
でも昨年秋の公開でも殆ど宣伝が出てなかったものの、見ればコレがとっても素敵だったので、京都だけでも上映しようと決めた映画です。(だから滋賀での公開とてもムリです。ごめんなさい!)
http://www.rcsmovie.co.jp/

アメリカ映画といってもインディペンデント映画なので、全米でもサンダンス映画祭の好評以外にはこれと言って目立ちませんでしたが、いざ公開されると、「アメリカン・パイもドラマも抜群のおいしさ!」と絶賛され、単館ロードショーから、全国400スクリーンでの拡大になり大ヒットしたなかなかの実力派です。
主演は、テレビドラマ「フェリシティの青春」のケリー・ラッセルで、映画ファンには「Mi:III」で冒頭からトム・クルーズの部下として華やかに活躍したお姉さんが(だからメジャー映画っぽく見える) お馴染みでしょうか。

そしてなんとなんと!監督さんは、京都みなみ会館でも90年代に人気を博したハル・ハートリー監督のミューズ、エイドリアン・シェリー。(「トラスト・ミー」などでロザンナ・アークエット似の印象があり)
 そんな彼女が監督と脚本、助演をこなした、これはインディーズ精神がみなぎった渾身の一作なのです。
100以上登場する変わったパイのオンパレードも大笑いですが、南部の田舎のさびれ具合が抜群で、ダメな男たちに囲まれて、女たちは如何に弱く、でも逞しく生きているか!
こりゃ、たいした腕前ですよ。来てきて、見てみて、見てね!

朝日あいあいAIは滋賀版と京都版でまったく編集内容も変わります。
滋賀版も水曜に映画評の連載がありますが、京都版も2月から、この映画批評ページがスタートしたので映画ファンはぜひ毎週水曜日の紙面をチェックしてください。消しゴムの博物館が京都に在るとは知りませんでした、など記事も楽しく、紙面はこんな感じ。



Posted by エス at 15:56

『いのちの食べかた』in滋賀会館 お待たせの初公開!

2008年02月27日

お待たせしました。昨年末より上映リクエストの高かった『いのちの食べかた』、
いよいよ滋賀県で初となるロードショー公開が始まりました。
<今週の上映時間>
2/26(火)・27(水)・28(木)= 朝9:40/ 昼14:10/ 夜19:45(~21:25)
2/29(金)・3/1(土)・2(日) = 朝9:40/ 昼14:10/ 夜18:15(~19:55)

27日(水)は男女共に1000円デーですが、今年はオリンピックの開かれること年ですので<閏(うるう)年>。
1年が366日ある年なので、2月が28日間ではなく29日間となります。
そこで滋賀会館シネマホールでは、この4年に一回しかない貴重な一日をお得に過ごしていただこうと、この日も特別1000円デーにさせて頂きました。
まあ、ほんとイキナリな感じですみませんが、今週末、月末の2月29日(金)、
もしお時間がありましたら、ただ今上映中のオススメ4大傑作をぜひぜひご覧下さい!

『いのちの食べかた』
 →東京での大ヒット・ロングランは遂に5ヶ月目突入!京阪神も大ヒットで先週一旦終了。
『東京タワー オカンとボクと時々オトン』
 →オダギリジョーは来月公開「転々」も抜群!松岡錠司監督新作『歓喜の歌』も公開中!
『犯人に告ぐ』 
 →豊川以外にも、笹野高史、石橋蓮司、崔洋一、片岡礼子、松田美由紀、脇にご注目!
『ミリキタニの猫』  
 →カメラを回す、その行動と発想こそが、まさに奇跡の瞬間を呼んだ驚きと感動の人生!

どれもこれも、ぜひぜひ滋賀会館シネマホールでごらん頂きたい映画たちです!


Posted by エス at 00:00

『グミ・チョコ』と『ジャーマン+雨』好評につき少し延長上映!

2008年02月25日

週末からの厳しい寒さが続いた今日、月曜日の映画業界は、「第80回アカデミー賞」の発表で朝から一喜一憂。週末の厳しく冷え込んだ興行結果をひと時忘れ、発表の速報結果に注目しておりました。
とは言え、滋賀での上映には関連が出るものの、京都では全て他劇場での上映なんですけれどね。
浅野忠信さん主演で、これまで京都みなみ会館で代表作を紹介してきたセルゲイ・ホドロフ監督の『モンゴル』が外国語映画賞を取れなかったのはとっても残念でした。がっくりは来たものの東映系列での緊急公開は怪我の功名。来月以降、受賞した各作品が続々ロードショーとなりますが、それぞれヒットしてくれる様に祈ります。

さて、2月も最終週となりましたが、京都みなみ会館で上映中の日本映画2作品の上映が少しだけ延長となりましたのでお知らせします。

『グミ・チョコレート・パイン』
告知では2月29日(金)までレイトショーにて終了のところ、
3月1日(土)・2日(日)・3日(月)の朝10時~モーニングショーで追加上映が決まりました。

『ジャーマン+雨』
予定では2週興行で3月7日(金)までのところ、
3月8日(土)・9日(日)の夜8時20分~レイトタイムで追加上映が決まりました。

行けるかどうか難しいと思われていた方も、ぜひこの機会をお見逃しなきよう、応援ご来場のほど、よろしく御願い致します。


Posted by エス at 23:59

<第80回アカデミー賞>2/25(月)決定!今年は単館系祭?

2008年02月24日

いよいよ明25日は世界の映画界が注目する、<第80回アカデミー賞>の発表です。

1月、前哨戦となるゴールデン・グローブ賞が、米脚本家組合のストライキを支持した米俳優組合が欠席した事で授賞式が中止になり、記者会見だけでの発表という前代未聞の形式となったことで、本式典の実施も危ぶまれていましたが、なんとか解決してくれ無事に開催へ。 それにしても、本命なき混戦模様のアカデミー賞レースの中で、そんなコトすら話題にならず、ちっとも盛り上がっていません。

しかし,そんな状況はお構いなしの日本のメディア。ひと昔まえは新聞の速報待ちだったものが、WOWOWやBSで中継されるようになって、昨年あたりからは電波媒体にネット各社ひっくるめでアカデミー速報の過剰なる掲出合戦。
昨年の「硫黄島からの手紙」に菊池凛子の芸能ネタの賜物でしょうが、コレだけメディアが煽ってお祭り状態で盛り上がっている様に見えても、映画って簡単にはヒットしないもんなのです。メディア各社もそんな映画の事など直ぐに忘れてくれます。
特に今年は、

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Posted by エス at 17:33

滋賀会館へ行こう!本24日は「旅の道連れ」 2月特選の最終週

2008年02月23日

3月下旬並みと云う、ものスゴい暖かい金曜日となって、「ああっ、やっと、遂にやっと暖かな過ごし易い週末を迎えられる!お客もちょっとは増えてくれるかも!!」と、喜んだのも束の間!エッ何コレ!?なんちゅー急速冷え込み!もう雪も降りまくってますよ!!
また今夜も氷点下戻るんですって。とほほ(半泣)。
まあ、それでも今日のお昼が久々に暖かい週末土曜日となってくれたコトは素直に喜びますか。

先週の『ウエストサイド物語』上映の時にお知らせを入れていた滋賀会館主催の舞台、
「旅の道連れ」が始まっていた今週末。土曜日夜のステージも先ずは盛況で終わりました。
こちらでも、もう少しちゃんと上演のお知らせが出来ていれば良かったのですが、ちょっとうっかり忘れてました。
もしも日曜日、少々お時間があって、大津へのお出掛けが間に合うならば、今日の滋賀会館へもぜひお越し下さい。

平成19年度文化庁『舞台芸術の魅力発見事業』

−わかってもわかりあえなくてもいい、そんな旅。
[ 旅の道連れ ]
ある男が出会う19の風景(シーン)、19のデュエット
構成・演出ともに観客の度肝を抜いた2007年の初演から1年。再演不可能といわれた本作品が再び帰ってきます!京都を拠点に国際的に活躍するダンスカンパニーMonochrome Circusの坂本公成が試みるさらなる演出とは?男と出会っていくのは、ダンサー、ミュージシャン、俳優、OL、謎の人物、生き物、カフェの女 etc... 様々な人生を持った人々と毎回乾杯しながら繰り広げられる、オムニバス・デュエット90分強!築50年を誇る劇場、滋賀会館だからこそできる演出の数々。ダンサー・ノンダンサーで構成される出演者それぞれの個性的な身体や魅力が、作品にリアリティを流し込み、ペーソス豊かな旅を展開していく様は、まるでダンス版・ロードムービー!前回はなかった人々との出会い・関係。さぁ、あなたも「旅の道連れ」に!

2008年2月24日(日曜) 滋賀会館 1階大ホール
時間: お昼:13時00分開演 & 夕方:17時00分開演
料金:一般前売2,000円 一般当日2,500円  18才以下1,000円 18才以下1,500円
※ 全席自由
五階のシネマホールの映画は、『サイドカーに犬』と『あるスキャンダルの覚え書き』が最終日です!
ただ新しく始まった『犯人に告ぐ』のお客様が「これオモロ〜い」(世界のナベアツ風に)と、めちゃくちゃ大受けです。


Posted by エス at 23:59

滋賀で撮った『ジャーマン+雨』横浜聡子監督、どど〜んと紹介!

2008年02月22日

1月の大阪ロードショーと、京都先行上映で、ご覧になった皆様から様々な反響を戴いたRCSオススメ作品『ジャーマン+雨』が、いよいよ明日23日(土曜)から京都みなみ会館でロードショー公開となります。

公開に先駆け、地元の京都新聞2/19日付夕刊で、この映画『ジャーマン+雨』の作品紹介と監督インタビューが、思いっきり大きなサイズで紹介されました。(横にある「君の涙ドナウに流れ」と「潜水服は蝶の夢を見る」の紹介も霞むほど…)
お願いしたコチラが驚くほどのびっくりサイズで、作品の場面カットが特大で3点に,監督のポートレートを1点ご使用頂き、滋賀と京都を軸に撮られたこの異色自主制作映画の面白さをたっぷりと書き込んでくれています。

見出しも特大!で、「滋賀で撮った『ジャーマン+雨』」

*「29歳・横浜聡子監督作品」で、
青森出身で東京のOLから突如映画監督へ転身した女の子の素顔を。
*「京都ゆかりの人物出演」で、
ひさうちみちおさんや、主役のゴリラーマンこと野嵜好美さん、
そして同志社大学でイケメンのドイツ人を偶然スカウトした話を。
*「どこかわかりにくい不思議な風景」で,
まるで「ドラえもんに出てくる街のよう」な小野や野洲のロケ地を紹介を。

と言った具合で、映画の魅力を多面的に紹介して貰えて感謝感激!
前から書いてますが、新聞のこうしたナカ面の連載や特集は、ニュースの様にウェブには殆どアップされてないんですよ。
ですので皆さん、面白い記事(と地元広告)もいっぱいの京都新聞紙面もぜひチェックして下さいね。

紙面の雰囲気だけ一応お伝え・・劇場ロビーにて掲示しますね。
(右頁のブロンソンが気になるあなたは、う〜んマンダム!)



Posted by エス at 04:24

『オー!マイキー』最新作&『狂わせたいの』石橋義正監督が来館

2008年02月21日

えっ!?あのマイキーが、動く?踊る?
ウワサの新作『オー!マイキー フィーバー』と共に、今年も石橋義正監督が京都みなみ会館に来館されます!
もちろん人気のマイキーグッズも多数販売します。

〜「オー! マイキー フィーバー」京都上映を記念して特別の2本立上映 〜
【オー! 石橋義正スペシャル 】開催。

開催日時:2月21日(木)&22日(金)20:45(〜22:55)
※22日(金)には石橋監督をお迎えしてのゲストトークも実施します!

上映《1》『狂わせたいの』 1997年/60分/モノクロ
監督・脚本・撮影監督・美術・編集・照明・制作・出演:石橋義正
出演:岡本孝司/分島麻実/キララはづき/木村真束/砂山典子
公開から10年に渡って地元での上映を重ね続けている、京都カルトの決定版。
監督が独自の感性をフルに駆使して描いた人生転がり不条理コメディ。
タイトルの出典はもちろん、山本リンダのあの名曲。他にもニッポン歌謡ポップス黄金期のめくるめくナンバーが、考えうる限りバカバカしい状況の中で歌い踊られる!
アホさ百点、エロさ満点!ほこら女、電車女、タクシー女・・・主人公の気弱男を甘美な女難地獄へ誘い込む、この謎の”女”たちっていったい?見終わっても解決なんて絶対しないカフカ的不条理(笑)がアナーキー。ビザール極まるセクシーダンサーは、京都が世界に誇るパフォーマンス集団「ダムタイプ」の面々。
凝りに凝ってこのバカバカしさは偉大だ!
京都弁(≠関西弁)の不思議なニュアンスにも注目すべし。

上映《2》『オー! マイキー 特別編2002』2002年/60分
監督・脚本:石橋義正
オー!マイキー映画シリーズの記念すべきブラック・コメディ・シリーズ1作目。
ギャグの破壊力もすこぶる高い。 アメリカ人マネキン家族のフーコン・ファミリーが日本へ引っ越してくるところからストーリーは始まる。
この
第1作シリーズは、MOMA/NY現代美術館での映画祭で、
プログラムの表紙だけでなくポスターにもなり、
好奇心旺盛なニューヨーカーの話題を独占し、カナダのファンタジア映画祭で最も革新的な映像作品として審査委員賞を受賞するなど世界中で賞賛されています。マイキー快進撃の原点を映画館で多数のファンとお楽しみ下さい!

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Posted by エス at 07:24

JR京都駅のスバコ 外から見たらナルホド巣箱

2008年02月21日

JR京都駅から、九条大宮東入ルの京都みなみ会館へ向かうとき、いちばん早いのは当然ながら近鉄京都線乗り換え。
西口改札を出て南北通路を南へ歩いて右手へ曲がれば近鉄ホーム。
次の東寺駅までは電車でひと駅2分。降りて歩いて約3分の便利さ。
それでも時間に余裕のある方は電車代150円も浮いちゃうし、って京都駅から(15~20分)歩いて来られる方も少なくはなく。
なんていうと明日は21日で東寺の弘法さんで、どちらのルートも人が多くなりそうです。

弘法さん(弘法市)は毎月21日の朝5時ごろから夕方日没ごろまで終日行われていますので、京都みなみ会館の前を朝から大勢の人が歩いていきますが、みなさんお目当ては市に出る骨董・古着・がらくた・植木などなど。
だからあんまり映画館には立ち寄ってもらえないんですが、せっかくの縁日ですから、こちらを利用する皆さんは逆にチェックして覗いてみては如何でしょうか。

チェックといえば通り道の“美・快・食の新空間”「スバコ・ジェイアール京都伊勢丹」。
近鉄線のホームから、北側の駅ビルサイドを見ると、JR京都駅のホームの上に新しく出来た「スバコ」の全景が見えるんです。
まさにJR京都伊勢丹の「別館」です。柱2本分前に伸ばして増築したワケですね。
カタチこんなんです(写真)



Posted by エス at 00:00

超おすすめ『あるスキャンダルの覚え書き』と『サイドカーに犬』

2008年02月19日

ようやく冬型の気圧配置が緩んで、ちょっと暖かくなってきました!
それならば出掛けましょう、映画へ!
って、なってくれたら嬉しいのがRCS上映スタッフの願いであります。
更に明日は、滋賀会館シネマホール、男性・女性、共に1000円均一のサービスデー。

もう最高に素晴らしい『ミリキタニの猫』。
何も知らなくても大感動まちがい無し!ぜひ見に来て下さい!
ケイト・ブランシェットとジュディ・デンチのアカデミー賞女優が火花を散らす!
見応えたっぷりのオススメ英国映画『あるスキャンダルの覚え書き』。

おめでとう竹内結子!本作品でキネマ旬報主演女優賞受賞!
あの結婚からふっきれた彼女の魅力がたっぷりの『サイドカーに犬』。
2004年度週刊文春(ミステリーベストテン)第1位に輝く、雫井脩介の小説を映画化した『犯人に告ぐ』。豊川悦司が格好良さバツグン!大人の映画ファンの期待に応える、骨太な本格派サスペンス・ミステリーで、こちらも注目です。

コレだけ面白い映画がズラリ揃っているんですが、滋賀では全て初公開!
「それは何故?」かと云うと、シネコンで全国公開するにはそれなりの予算がかかるから。
ホントただそれだけ。つまり中身が良いから悪いからで、上映の規模が決まるのではなくて、大手のテレビ局や代理店が付いて全国公開に拡げられるだけの予算があるか無いかの違いなのです。でもそうして単館系列公開で作品が当ったならば、公開劇場がシネコンにも広がり出すのです。なぜなら、その映画がカネになることが分かりますからね。


Posted by エス at 14:39

南無阿弥陀仏の暇もない!立春〜雨水へ 、崑&喜八さん追悼週間

2008年02月19日

アッと云う間に週末も超えて火曜日、また新しいプログラム上映がスタートします。
録画したR−1も結局見られぬまま、結果だけは容赦なくネットニュースで送りこまれる、時代の便利さと哀しさ。
もう成り行きをワクワクしては見られずトホホですが、昔と違って視聴率発表もめちゃ早っ!関西地区ではなんと19%の高率だったようで人気有り過ぎでオドロキです。
お笑い人気も未だ衰えず、若手の活躍も直ぐにテレビでチェック出来て嬉しいものの、醸成なき一発ヒットのみで売れてしまうと、その後の消耗の早さも気になります。
それゆえ、長年に渡って苦労を積んできたベテランたちの達者さに触れるとき、ホッとした落ち着きを感じます。
なんだか「映画」もそんなところでは似ているのですが、“熟練の技”にはやはり惚れ惚れと感じ入る何かがあるのだと云うこと。しかしそんな匠の技が、年と共に次々消えて行きます。

今日は、フォービートのアルチザンこと敬愛する岡本喜八監督のご命日。
『独立愚連隊』のスピリッツは、今もRCSに活かされてますが、もはや追悼上映のやり繰りも仕様が無い程、この週は映画に文学、芸術の巨星が並ぶんです。

 【 今週のメモリアル 】
2月17日は 坂口安吾 (作家・1955年没・48歳)
2月18日は 和田夏十 (脚本家・1983年没・62歳)
2月19日は 岡本喜八 (映画監督・2005年没・81歳)
2月20日は 武満徹  (作曲家・1996年没・65歳)
2月21日は 赤木圭一郎(俳優・1961年没・21歳)
2月22日は 家城巳代治(映画監督・1976年没・64歳)
海外では、アンディー・ウォーホル(画家・1987年没・推定58歳)まで、連日の南無阿弥陀仏であります。

“映画を見る”ことを通して、私たちは芸術や文化の色々を“知る”コトが出来ます。
更に興味が広がれば、そのワザや魅力を吸収して学び、“伝える”コトが出来ます。
こちらには小さなスクリーンひとつしか有りませんので、出来るコトには限りが有ります。
しかしこうした追悼の機会によって名匠たちの名前やワザに出会ったなら、ぜひ皆さんがお持ちになっている“心のスクリーン”に映していってください。「読んで」「聞いて」、そして出来ればもっと「見て」ください。

さて、更にきょう19日は、先週2月13日に亡くなられた市川崑監督の初七日となります。
実は、一緒に脚本を書かれていた奥様の和田夏十さんのご命日が昨2月18日だったのです。

ご入院でのご病状は分かりませんが、仲睦まじかった最愛の奥様をずっと心に想っておられた事は確か。
市川崑映画の魅力は、和田夏十さんとの共同作業によってこそ生まれた事は言うまでもありません。代表作殆どの協同脚本に、「木枯し紋次郎」の大ヒットした名主題歌「誰かが風の中で」の作詞も夏十さんナノだ!

お二人がご結婚されたのは1948年で、今年がちょうど結婚60年の節目。
愛する和田夏十さんのお誕生日は、9月13日。
なるほど、数字に秘めたる想い。私には、わかりましたよ。
最愛の妻の月誕日に合わせて“逢いに往く”と云う<ダイヤモンド(崑)婚>のプレゼント!!
とっても粋で素敵な二人の強い愛。それは作品にしっかりと焼き付いています。

とにかくほかにもメモリアルな方がいっぱい過ぎで…。
2月10日に亡くなられた俳優のロイ・シャイダー(「ジョーズ」の頃はシェイダー)さんも、『オール・ザット・ジャズ』のビニールシートに包まれるシーンが被ってきて悲しくなります。合掌。
なので上映が出来る出来ないは別として、リクエストや、皆様の想い出等もどうぞ。

(写真)『市川崑物語』より、和田夏十さんと崑さん


Posted by エス at 14:38

昭和レトロ・滋賀会館へ多数ご来場ありがとうございました!

2008年02月18日

2月の大ホール特別企画『ウエスト・サイド物語』の上映日。
昨夜の天気予報では、17日は<雪時々くもり>で最高気温2℃。
降水確率は70%で、がが〜ん!
いったい日曜はどんなタイヘンなコトになっているかと真夜中に凹んでおりました。
しかし朝起きてみると、なんとなんと雲は多いものの、一応晴れ!

ある程度の積雪、降雪を覚悟してたので、思わずバンザイ。
お陰で朝イチの上映から、大スクリーン公開をご期待を頂いた皆様にご来場を戴き、各回とも幅広い客層で賑わってくれました。結局その後も少し雪は散らついたものの、<晴れ時々くもり>のままで進んで、無事に夕方最終回もスタート。そして外が暗くなってから急に天気は崩れ始め、ようやく予報通り“雪”が降り始めたのでした。

まるで、今回の上映を回避してくれたかの様な驚きの予報外れ。
きっとこの映画を愛するファンの駆け付けたい想いが集まり、大津に雪雲を寄せ付けなかったんでしょうね。ただもう感謝!感謝!

ちなみに、その後も雪はずっと降ってます。少し積もってきてます。

次回の大ホールは3月20日(祝・木)で、邦洋新旧を取り混ぜてお届けするスペシャルデー。
<川島雄三監督レトロスペクティブ>に、朝のみイースター記念で『マリア』を滋賀初上映。

【最後の上映開始後・受付】(レトロやなぁ〜と学生客も横で写メ撮り…)



Posted by エス at 00:55

『厨房で逢いましょう』『クワイエットルーム〜』も本17日限!

2008年02月17日

冬型の気圧配置のまま、寒いながらも崩れず何とかなってくれそうな日曜日の大津。
いよいよ滋賀会館1階・大ホールでは1日限りの『ウエストサイド物語』特別上映。
このデジタル・リマスター版は滋賀初公開でもこれで恐らく最終上映。勿体ないッス。
リマスター音源はドルビーSRでしたが今回もサラウンドを効かせて音響を調整しました。

17[日曜]の上映時間は(1)10:15-12:50(2)13:45-16:20(3)17:15-19:50

そして5階の滋賀会館シネマホールでは、こちらも見逃せない2作品が千秋楽(泣)。

孤高の天才シェフが恋したのは、ひとりの平凡な主婦エデンだった…。
先ず、好調のドイツ映画からのお薦めは『厨房で逢いましょう』。
大津市でドイツ料理と言えば、姉妹都市由来の、なぎさ公園横「ヴュルツブルク ハウス」ですが、この映画の料理監修は同じバイエルン州出身の名シェフ、フランク・エーラー。5ツ星ホテルの料理長が手掛けた、創作料理“エロチック・キュイジーヌ”に思わずつばを飲み込むこと必死!なので、☆上映=午後15:45〜。(1回のみですみません)

そして『東京タワー〜』で日本アカデミー脚本賞を獲得した松尾スズキ第2回監督作。
内田有紀、蒼井優、りょう、大竹しのぶ『クワイエットルームにようこそ』は女優に注目。
仕事に追いまくられ潰れそうな日々。目が覚めたら精神病棟にいた28歳のOLの顛末は?
見たコトのない世界を巡る、凄くって可笑しくって、最後は感動!の松尾ワールド体感。
☆上映時間=(1)13:35-15:40 (2) 19:25-21:30 <2回上映>

ドタンバ当日の告知になって申し訳有りませんが、もし間に合う、行けると言う方が居られましたらぜひ宜しくお願い致します。日曜と言えば、はい「R−1ぐらんぷり決勝」の行方は私だって気になりますがそこは勿論、録画スタンバイの<日曜映画デー>にして頂きたい処であります!!それでは、また滋賀会館でお会いしましょう!


Posted by エス at 04:05

『グミ・チョコレート・パイン』と『16』/石田卓也と東亜優!

2008年02月16日

大人気上映中『人のセックスを笑うな』から、青春の甘酸っぱさが更に全開フルスロットルになった,今週の京都みなみ会館!。
本16日(土曜)からは、メインタイムの新作で『グミ・チョコレート・パイン』。
限定レイトで『16[jyu-roku]』と、高校生を主人公にした青春映画が一挙に登場。

いやはや!まさかこれも映画化?のグミ・チョコですが、筋肉少女帯の大槻ケンヂが書き上げた青春小説を、有頂天時代からの盟友ケラさんが演出して、電気グルーブが8年ぶりに映画音楽をつける。更に共演には犬山イヌコや甲本雅裕がいる…とそれだけでナミダもの。と云う“ある世代”をターゲットにされた映画なんですけれども…。
「あっあかん!コレやったら今もっとも映画館に来ん30代から40代の男女に溜め息吐かすだけや。今の若モンを連れて来てくれ!」という興行サイドの声が、聞こえて来ちゃう気がするのがご愛嬌。(でも筋肉少女帯の復活ライブは若い音楽ファンも多数でしたから!)

そこでみなさん、ここはひとつ主演に選ばれた石田卓也クンにぜひ大注目を。

石田卓也は1987年02月10日生まれで、今週21歳に。(写真右はマドンナの黒川芽以さん)
『蝉しぐれ』で映画デビューしたあと、直ぐに『夜のピクニック』と『キトキト』主演で注目。しかしRCS的には何と言っても『時をかける少女』の千昭役。仲里衣砂との主演コンビは最強でした。
そしてなにがスゴいかと言って、その映画出演本数。
上映中の『リアル鬼ごっこ』『東京少年』『雨の翼』に 、当館で3月公開の『風の外側』。
続いて金城武と『Sweet Rain 死神の精度』で 『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』。
ナント、2007年上半期の出演作だけでも一挙7本!!!!!!!
もうコレだけで彼への期待値が判ると言うもの。早くもポスト松山の登場?ですね。
(あと友達役の柄本明の上の息子、柄本佑もやっぱ上手いですよ)

で、もうひとつ18日(月曜)まで3日間夜だけの短期上映が、奥原浩志監督の『16[jyu-roku]』。
昨年、お薦めしたタナダユキ監督の『赤い文化住宅の初子』の初主演に抜擢された注目株ですが、その卓越した演技力と女優としての魅力に目を奪われました。しかしインディーズの哀しさ。見た人数が少な過ぎて評価の対象に上らず、新人賞から漏れた感じです。
東亜優さん(1990年9月21日生まれ)は関西は和歌山県橋本市出身で,ホリプロ/タレント・スカウト・キャラバンで審査員特別賞を受けてデビュー。

映画『16』は、田舎でスカウトされた16歳の女の子が、初めて親から離れ東京に行き『赤い〜』に出演するまでを描いた、言わば自身を演じる外伝。本編の凄さとは違った一面を見せてくれます。(あと相手役で、柄本明の下の息子がいい味出して頑張ってます、って…)
アリャ?実はこの2作品、柄本兄弟繋がりかい! (恐るべし、柄本「てれすこ」明)
と言う訳で、東亜優まだ17歳! 本当の活躍はコレからだと思いますが、期待しています。


Posted by エス at 19:19