映画は続く~木村文洋監督『へばの』から見える「安全地帯」 

2010年03月13日

RCSの20年間ありがとう上映も、いよいよ最後の週末となりました。
<京都インディペンデント映画の軌跡>
たくさんのご来場、ありがとうございます。

横浜聡子の映画『ジャーマン+雨』を紹介して、
その映画の製作で頑張った同じ青森出身の男が、
また新たな面白い映画を撮り上げる。

数々の映画のエッセンスを湛えて、それを自分の血に取り込んでいる映画は確かな魅力を放ちます。
もう日本でしか聞かない効かないかもしれない「安全地帯」がアタマにこびりついて困っています。
学生時代から映画監督を見据えてきた木村くん、というか木村監督の頑張りには大きな拍手を送りたい。

なんだかんだと良し悪しはあっても、映画は脈々と続いてます。
また次の作家たちが次のステップへと歩を進めています。
こちらも待つだけではなく、その挑戦を確かめに出向かなければいけません。

いまこの時代に、映画館のスクリーンへと歩を進めてくれる観客の皆さんに心からお礼を申し上げます。

映画は続く~木村文洋監督『へばの』から見える「安全地帯」 

『へばの』
2008年/81分/DV
監督・脚本:木村文洋
出演:西山真来/長谷川等/工藤佳子/吉岡睦雄



Posted by エス at 15:33