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Posted by 滋賀咲くブログ at

滋賀会館シネマホールと大津PARCOがシネマ切符タイアップ

2008年10月31日

滋賀会館シネマホールでは、先週から有料にてご入場の皆さまに一つの“キップ”を差し上げているのですが、もう貰って戴いてますでしょうか?

これは、大津PARCOさんの12周年感謝祭 協賛企画の一つで、大津を移動していろいろな映画にもっともっと出会ってもらおう!と、けっこう近くにある二つの映画館のお客さまに、それぞれの上映作品を知って頂き、行き来し易くと作った切符タイプの割引券なのです。

[ 大津シネマ切符 ] プレゼント ただいま実施中! (11月30日まで)

期間中、大津パルコ7Fのユナイテッド・シネマ大津及び滋賀会館シネマホールにて映画をご鑑賞の方に、両映画館で使用できる「200円割引切符」をプレゼントいたします。

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Posted by エス at 23:59

京都みなみ会館で『落下の王国』&『放送禁止 劇場版』公開

2008年10月30日

10月30日より、京都みなみ会館の新番組2作品がスタートしました。
11月1日(土曜)の映画サービスデーを含む3連休に、ぜひぜひ見に来てもらいたいです!

魂に響く、美しき物語 『落下の王国』



前作『ザ・セル』でも斬新な映像を見せ注目を浴びたターセム監督が6年ぶりに発表した新作は、またもや想像を上回る素晴らしい映画となりました。
待望の最新作『落下の王国』は、CGを一切使わず、衣装やセットなど細部にまでこだわって、なんと4年の歳月をかけて製作されました。
その映像美は観るものを圧倒します。また、世界24カ国以上でロケーションを敢行して撮影された美しい自然や世界遺産は、青年の物語とその世界観を見事に表し、作品に大きな魅力を与えています。過去の「ドラキュラ」以来、石岡瑛子さんの衣装はやっぱりどの映画でもすごいです。

関西テレビ深夜の衝撃が、映画の秘宝館に登場!
 『放送禁止 劇場版 ~密着68日 復讐執行人』



ある晩、突然テレビにナゾのドキュメンタリーが映され、その驚くべき物語に面食らってしまう。
「これはいったい、本当にあった話しなのか!?」
そんなノンフィクション風のびっくりな仕掛けを楽しみながらも、フィクションであるこのフェイク・ドキュメンタリー企画。
騙される事も、信じることも、視聴者に委ねられた突き放し方もお見事で評判をよび、遂に映画化となったわけです。
実際に有るかも知れない、かなりリアルなエピソードにフジテレビで時たま放送されたあと、全く何の前触れも無く系列の関西テレビ深夜枠に登場していましたが、この映画は先日放送された第6話(DVDも発売中)を見ていると更に面白さが増す仕掛けになってはいますが、もちろん予備知識を無しに見てもインターネットに存在するであろう裏サイトという存在にけっこう引き込まれてしまいます。
とにかくこのシリーズは、日常に平気で潜んでしまっている恐怖を単なるドラマとせずに告発として見せていく手法が面白いのです。果たしてアナタは、この話の真実がどこまで見えるか?騙されたと思って試してみてください。



Posted by エス at 23:59

ブラザーズ・クエイの新作試写へ、ケンコバのホールズ広告でか!

2008年10月29日

もうなんだか、世界も日本も、阪神タイガースも、そして映画興行も京都みなみ会館も、あれやこれやでバンザイ状態な10月でありますが、残すところあと2日。ハロウィンも今年ばかりはなんだか盛り上がらない感じですけれど、まあ11月からは盛り返していきましょうか。

今日は、大阪で試写会を組んでこれから公開のブラザーズ・クエイ監督最新作『ピアノチューナー・オブ・アースクエイク』と、
クエイ回顧展『ブラザーズ・クエイの幻想博物館』から、彼らの代表作である『ストリート・オブ・クロコダイル』をマスコミの方々に見ていただきました。
新作『ピアノチューナー・オブ・アースクエイク』のエグゼクティブ・プロデューサーが、テリー・ギリアムになっている処が一般の映画ファンには分かりやすいですが、なにしろ新作の公開自体が前回の『ベンヤメンタ学院』以来12年振りですから、その作家のカルト的伝説は残っているものの、その全作品に映画館で出会えることは本当に嬉しい限り。



いや、それにしても彼らの特集を組んだのがもう20年前。ですから、しばらくぶりに『ストリート・オブ・クロコダイル』の刺激ある映像を見たもので、懐かしいと同時に改めてその完成度の高さに興奮してしまいました。特殊撮影技術の極みであり、美術装飾の素晴らしさでも群を抜いていて、これぞまさに映像の錬金術!
ぜひともクエイ兄弟の幻想映像マジックで、アタマの眠っている部分を起してみてください。

☆11月29日(土)から京都みなみ会館でロードショー! 
お得な3プロ券、前売特典もありです

そして彼らの映像とともに昔の上映のことを思い出して歩いていたら、この男 ケンコバ!
帰りの梅田地下街・通路壁面に、ケンコバの超特大顔いっぱいのポスターが通路にズラリと貼られていました。
昔から、そのシュールなギャグの面白さからケンドーコバヤシのファンではありましたが、あくまで関西ローカルで許されるもの、と勝手に思ってましたが、まさかまさか、こんな全国区に躍り出てNHKでも体を張る人気芸人になるとは全く想像出来ませんでした。いやはや何が起こるか分からないから世の中は面白いもんです。



今年はバッファロー吾郎の「ダイナマイト関西」で笑い飯の西田から優勝を奪い返して、実力も衰えず。
しかし関西では披露できた放送スレスレなネタは、もうあまり聞けないんでしょうね。
ああ、テレビ大阪でやった「ヨコワケハンサムワールド」(クレイジーケンバンドとの特番)を見逃したのがいまだに惜しいっす。
と言い出すときりがないですが、でも「これは面白い!」と自身が信じて応援してたんですから、売れるって事は素直に嬉しい。
映画も同様、面白いものに出会ったら今後も迷わずにプッシュしていきますよ。



Posted by エス at 23:59

マキノ正博『鴛鴦歌合戦』は生涯心に残る大傑作!みなみ31日迄

2008年10月27日

いつも、ああだこうだと色々な映画をオススメしている訳ですが、見終わってから嬉しくなって駆け出したくなるほどの素晴らしい映画ってモノが、今まで生きてきて何本か有るんですが、いま京都みなみ会館で上映中の『鴛鴦歌合戦』こそは正にその選りすぐりの一本。
先の京都映画祭<マキノ映画百年>特集では、過去に上映有りという理由でかからなかった為、こちらで自主的にリバイバル上映を組んだ次第です。



とにかくその歌の楽しさに心が弾み、軽快で気の利いた台詞の応酬に笑いが止まらない。
時代劇の枠を軽く飛び超えたモダン・センスに脱帽する、お洒落で格好いい快作です。
片岡千恵蔵が主演と言えば活劇系で堅そうですが、何の何のその面白さ!

長屋に住む骨董好き傘貼り浪人・志村狂斎(志村喬)の娘お春(市川春代)に、大商家の跡取り娘おとみ(服部富子)、親が決めた許婚の藤尾(深水藤子)と、全く違う世界の3人から求愛されるダンディな貧乏浪人・浅井礼三郎(片岡千恵蔵)をめぐって展開する恋のさや当て。
互いに恋敵の娘たちは、顔を合わせれば喧嘩ばかりなところへ、骨董品マニアの殿様・峰沢丹波守(ディック・ミネ)が娘たちにも品定めを始めたので大変なことに…。

映画が始まるや否や、江戸の下町でいきなり歌い出す能天気なお殿様とそのお供たち。その歌詞の可笑しさに意表を突かれ、能天気なお殿様が顔はおバカでも歌は上手いと思いきや、歌手のディック・ミネ!なんてことを知らなくても全然オーケー。次々に登場する主人公たちがみんなつい歌っちゃう感じで見事に話しを弾ませて、あっという間に観客を映画の世界へと引き込みます。
数々の曲名は判らないですが、「ウエストサイド物語」に「サウンド・オブ・ミュージック」にも負けず劣らずの名曲づくし。
主人公のお春ちゃんは、アイドルの元祖(可愛いけど歌は下手な)市川春代さんで、その父親役で名優・志村喬が「こ~れ、これ、これ、この茶碗〜」と見事なノドを披露すれば、ジャズ・ヴォーカリストのディック・ミネが「ぼ〜くは陽気な殿様ぁ〜」と女好きの若殿様役を好演。
「な、な、な、なんですその傘をー、あなたは売らぬと言いはるのー」と掛け合う、お春さんおとみさん対抗歌合戦も最高です。
更に役名と実名の遊び心もチェックですね。
一度耳にしたら忘れられない歌の数々と、ハッピーエンドへと進む幸福の味わいが見るもの全てを包み込む日本映画史上の痛快傑作。
特に『七人の侍』や『生きる』を見た後なら、志村喬のひょうきんな骨董好きオヤジのキャラクターに目を丸くすること請け合いです。
まだこの名作を見ていないという方は、是非とも大きなスクリーンで楽しめるこの機会を逃さぬように!
低料金にて、上映時間もシンプルで濃密に、僅か69分!



ただ今絶賛上映中!10/31(金)迄 連日アフタヌーンショー! 12:10(〜13:20)
明日まで、28(火)29(水)のみレイトショー追加上映あり! 21:55(~23:05)
当日のみ = 一般学生1,000円均一 / RCS会員800円
京都みなみ会館 075-661-3993 (九条大宮・近鉄東寺駅西へ150m )


Posted by エス at 23:59

加瀬亮、西島秀俊『東南角部屋二階の女』がRCSリーフ表紙です

2008年10月26日

お久しぶりです!ちょっと更新が出来ずご心配かけました。なんとか無事であります。
もうナニからナニまで色々とお仕事とがいっぱいでしたが、東京への出張に、大阪の試写会実施に、恒例の<第7回・新京極映画祭>上映週間を終えて<京都みなみ会館オールナイト>から<滋賀会館シネマホール>最終上映へと慌ただしくも、RCS movie line-up 最新120号のアップは出来ており、でもホッとする間もなく新しい番組は次々と、巡ってきます。
ちなみにRCSリーフレットの今回の表紙は加瀬亮、西島秀俊主演の『東南角部屋二階の女』です。
京都みなみ会館でのロードショー公開は、11/22日(土曜)〜となりましたので,あともう少し御待ち下さい。



それにしても、秋に入ってからの映画プログラムは只でさえ小粒で厳しい処に、この金融危機による世界恐慌ですから映画興行は全体的にかなりの減少傾向。映画もサービス料金などの日時での動員比率が上がってきて、財布のヒモの厳しさも如実になってきました。収益に敏感な各映画会社のリストラもハンパじゃなくて、気分的には「ホームレス中学生」を見に行ってる場合じゃない位の状態(ですが監督がデビュー作「この窓は君のもの」からお馴染み古厩智之さんなので見なくては!!)かもしれません。
皆さまの京都みなみ会館も、ご他聞に漏れずタイヘンな状態が続いておりますが、何とかこのピンチを凌いで様々な上映作品を提供出来る様に努力します。そこでひとつ、10月最終週での応援ご来場を心よりお願いする次第です。
明27日から始まる『ドモ又の死』も簡単に一言では面白いと言えない映画ですが、この曲者揃いの女優大競演(漫画家・萩尾望都さん映画初出演!含む)に先ずは興味がわきませんか? 特に藤谷文子の上手さには「TOKYO!」でも参りました。
そしてメイン番組、萩生田宏治監督の『コドモのコドモ』に当てられている風評が辛いのですが、あの西島秀俊主演『帰郷』の監督が、『神童』を経て着実に腕を上げているというところに注目頂きたい。相米慎二監督の影響が此所にも垣間見えると共に、監督の優しさを感じる映画です。



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Posted by エス at 19:25

25日『コドモのコドモ』『窯焚』『鴛鴦歌合戦』京都みなみ会館

2008年10月22日

京都みなみ会館では、今月の表紙を飾らせて頂いた日本映画『コドモのコドモ』がいよいよ今週10/25日より京阪神でのロードショー公開です。
この映画は、イマドキの少女の妊娠という設定からだけでは一見するとアブナい作品にも取られてしまいそうですが、その困難から成長するきっかけを得てゆく子どもたちを描きながら、子ども達のことを理解していないイマドキの大人たちへの静かな警鐘となっている処がとてもよい作品です。
つまりは、『小さな恋のメロディ』なんですね。と言っても周りの20代スタッフは誰も知らなかった!!がが〜ん!
マーク・レスターとトレイシー・ハイドが11歳で結婚を宣言して、理解不可能と引き離す大人たちから子供たちが二人の為に力を合わせるアラン・パーカーの名作、があったのですが、時間と云うものはホントに早く。
監督の萩生田宏治は、RCSで応援を続けている一人ですが、西島秀俊の代表作となった『帰郷』、松山ケンイチと成海璃子を成長させた『神童』と続く作品と共に、演出する本人自身が成長を遂げている処がよいです。
そしてこの映画は主演の新人少女、甘利はるなさんの存在感がとっても素晴らしく、あの「お引っ越し」田畑智子の再来を予感しました。ぜひともご覧の程、宜しくお願いします



そして関西は滋賀県信楽を中心にローケーション撮影した『KAMATAKI−窯焚−』も、10/25日〜ようやくの京都公開です。
京都に長らく住んで『Keiko』でデビューしたカナダの作家クロード・ガニヨン監督が地元に帰って撮り上げた入魂の一作。
いま話題の「おくりびと」と同じく、モントリオール国際映画祭で最優秀監督賞や国際批評家連盟賞など5部門を受賞した作品です。
こだわりの陶芸家を演じる藤竜也とカナダ人の若者との心の交流を“窯の炎“を通して描くのですが、その撮影がたいへん美しく、フィルムで見る醍醐味をしっかりと感じられる映画です。色が変化していく湖の色彩美に気が付かせてくれる、変化していないようで、実は何かが変わっていることを、なんとか色で魅せようとした闘った映画です。
10/25(土曜)〜11/2(日曜) 朝10:00〜モーニングショー上映

さらに<京都映画祭・マキノ百年特集>には、何度かやっていると云うコトで上映が無かった、マキノ正博監督戦前の代表傑作『鴛鴦歌合戦』を久々に京都みなみ会館で上映します。
撮影監督の宮川一夫さん追悼企画で上映して以来、かもしれません。
もうこれだけ楽しく、モダンで、おしゃれで、可愛い映画はそうそうありません!
未だ見ていない人はヒッケン!!
10/25(土曜)〜31(金曜)のお昼12:10〜ランチタイムショーに、
10/28(火曜)&29(水曜)は21:55〜レイトショーも加えました(上映は70分ほど)

また、10/27(月曜)〜31(金曜)20:20〜レイトショーには、何と漫画家の萩尾望都先生が映画初出演を果たしたことが一部で話題! 有島武郎原作、奥秀太郎監督の怪作『ドモ又の死』が登場。「毛皮族」の人が主演といっても演劇のファンしか知らないかも知れませんが、藤谷文子は、滋賀会館シネマホールで上映が始まったミシェル・ゴンドリー監督編の『TOKYO!』と、立て続けになりますが、やはり目が離せないよい女優さんです。う〜ん、素晴らしい素質です。


Posted by エス at 12:16

京阪電車が便利になって京都みなみ会館へも快適に

2008年10月20日

「一喜一憂」とは、まさにクライマックス・シリーズの阪神タイガースとそのファンの為のコトバでした。
関西が泣いて、笑って、そして沈んだ三日間でしたが、仕事のためにテレビ観戦も出来なかったところが逆に良かったと思う始末のシーズン終了。岡田監督、どうもお疲れ様でした。
今朝のラジオでは、滋賀会館で元気な姿を見せていた中村鋭一氏が久々、毎日放送に出演して“六甲おろし”をナマで熱唱する喜びようでしたが、エピソードの中で、“岡田監督は辞任の発表前後で、食事を取るのを忘れている事さえ気が付かず、食事に同席したときに前に食べてから30時間ほど経っていたことに気が付いた”という話しが印象的でした。
監督の重圧と責任がどれだけ大変なものかがよく分かります。
いやあ、大変なのはどんな仕事も一緒なのであります。
たとえ「一日天下」でも、ポスト・シーズンの9連敗、自身の7連敗を止めたことが何より収穫だったと考えましょう。

さて、そんな次第でもっと練習ではなく努力を重ねていかねばならないRCSでありますが、京阪電車から丹波橋経由でお見えの方も結構居られるので、この10.19中之島開業の機会は色々と便利になってよかったです。なにより新しい3000系の快速急行電車がカッコイイ。といいつつまだ乗れるチャンスは無く、通り過ぎていった真新しい車両の写真をちょいと撮っただけで先ずは見た目のみ。今度の中之島へ出かけるタイミングまでお預けです。



しかし京都にとってはこの中之島新線開通よりも、新型3000系電車よりも、市内駅名表記の変更こそがいちばんのポイントかもしれません。観光客にとっては有り難い変更ですが、実際のところは神宮も清水もかなり遠いのでやられた感は出るでしょうが最寄の駅であることには違いなく、観光利用の乗客増加にはかなりの期待が持てます。
☆丸太町→神宮丸太町
☆四条 → 祇園四条
☆五条 → 清水五条 
ここで大事なことは、観光地の名前と最寄駅の関係性。その駅に降りたくなる意味を持たせたことです。
ここで、ありえない名前変更をした滋賀県の悪例が、
☆西大津→大津京
これまでに“大津京”に観光に行きたいと思った人っていますか!?何それ?ですよね。
いっそのこと“近江神宮・三井寺口”の方が観光促進も意欲的になって良いですけれど、どうでしょ?



いやどうも、話が脱線しても京阪は快走。最寄り駅の無い京都みなみ会館へも、滋賀会館シネマホールへも、京阪電車は映画のお客様の大事な足なのだと言うことなのでした。



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Posted by エス at 23:59

『蟹工船』森雅之から中村優一まで、ファンも様々京都みなみ会館

2008年10月19日

京都みなみ会館では今週の金曜日まで、小林多喜二の原作が再びブームとなっている『蟹工船』の昭和28年に制作された劇場映画版を、怒涛の迫力で五臓六腑に染み渡る大スクリーンでお楽しみ頂こうと再上映を企画し、ただいま好評上映中!



2008年は原作者・小林多喜二の没後75年に当たり、新潮文庫発行の『蟹工船・党生活者』が古典としては異例の40万部に達したことが新聞に掲載され、10代後半から40代まで新しく幅広い読者に人気を博しています。様々な事件から非正規雇用の問題と、ワーキングプアの現実がよりいっそう厳しく圧し掛かる今だからこそ読んでおきたい、そして知っておきたいこの名作。映画も拳を握り締めるほどに見ておきたい力作です。
僅か29歳でその命を絶たれた小林多喜二の捉えた世界観が80年の後に、今日の若者の現状と通じるものになっているこの皮肉を、我々がどの様に受け止められるか。先ずは森雅之はじめ名優たちの熱い演技とともに映画をお楽しみください。

 ☆10/18日(土)〜24日(金) 朝10時〜モーニングショー上映
 ☆10/23日(木)&24日(金)のみ、夜7時〜を追加して朝夜2回上映
 <サービス料金> 当日のみ 1,000円均一(但しRCS会員は800円)

考えてみるとイケメン元祖・森雅之さんの格好良さって、今だと西島秀俊のような雰囲気でもありますね。
西島さんの映画もこの後『東南角部屋二階の女』『巻木栗ノ穴』と公開が続きますけれど,イケメンが出てくる映画と云えば、ちょうど『蟹工船』の前後にて上映中の新作映画で、同じく今週24(金)までの一週限定公開『僕らの方程式』という日本映画もお忘れなく。
高校を舞台にしたある一晩の事件に、イマドキ要素をギュッと詰め込んだ娯楽エンタテインメントなんですが、D-BOYSの中村優一主演作品!といって分る人も限られるでしょう。でもこれから彼らの出演作品が続々登場すると思いますので、先ずは覚えて頂くと嬉しいところ。中村優一は、テレビの『ごくせん』生徒役から『仮面ライダー電王』主演までこの2年程で人気上昇中のイケメンさんで、先月も主演映画『シャカリキ』が公開されたばかり。10代から同世代のファンが多い上に奥様ファンも多数。渡辺プロの逆襲はこのD-BOYSから始まるのか!?
http://www.d-boys.com/index.html
更にこの映画はミュージカル「テニスの王子様」で人気の相場弘樹、桐山蓮に、兼子舜、三浦涼介などなど1985年〜1989年生まれの次代を担うニュー・フェイスの大競演に女性たちはかなり心を揺さぶられそうです。まあそれでも真夜中に展開する誘拐事件騒動の解決を図る刑事が、柳沢慎吾!なもので、緊張より笑いに持っていかれるんですが。未だ無名ですが内田英治監督は、何と雑誌ライターから監督に転身した異色組。この後も新作が待機中です。
京都みなみ会館は、今週水曜でラストとなる『アフタースクール』の大泉洋、佐々木蔵之助、堺雅人のファン。韓国映画『後悔なんてしない』のイ・ハン、イ・ヨンフンのファンと合い乱れて,時ならぬオトコ祭となっております。(『ぐるりのこと。』はちょっと違いますけど、過去の代表作はモロですね)




Posted by エス at 13:35

岩澤侑生子さんは京都の女優 チェーホフ「桜の園」地点上演中

2008年10月19日

6月末に京都みなみ会館でプレミア上映したドキュメンタリー映画『色彩の記憶』(御法川修監督作品)の冒頭に、寺の縁側で庭を眺める女の子として登場していて、短いシーンながらも印象に残った女性が、写真の岩澤侑生子さん。



やはり素人の方ではなく、京都造形大学で学ばれて、林海象監督の「探偵事務所5」シリーズへの出演から、今回の劇団「地点」東京公演への出演まで、女優さんとしてのキャリアを着実に積み上げ中の期待のニュー・フェイスなのでした。「色彩の記憶」特別上映を見に来られた後も京都芸術センターで舞台「桜の園」の稽古があると云うコトで、そのポスターとともにご近所で記念撮影を。可愛いですね。
しかしそれから3ヶ月、気が付けばもういま,その東京で公演の真っ最中ですので、今ごろ紹介しても遅いのですがご報告を。もう毎度ながらすみません(汗)

<地点によるチェーホフ四大戯曲連続上演>シリーズ 初の東京公演
 「三人姉妹」/「桜の園」      
  原作:アントン・チェーホフ 翻訳:神西清
  演出: 三浦 基[桜の園] 安部聡子 石田大 岩澤侑生子 大庭裕介 小林洋平 谷弘恵

 10月19日(日) 15:00/19:30
 10月20日(月) 19:30
 10月21日(火) 19:30
 10月22日(水) 15:00

会場:吉祥寺シアター (武蔵野市吉祥寺本町1-33-22)
TEL 0422-22-0911 http://www.musashino-culture.or.jp
○JR中央線・京王井の頭線「吉祥寺駅」北口徒歩5分
チケット料金
     (日時指定・全席指定席)
     一般 前売・予約 3,500円/当日 4,000 円
     学生 前売・予約 2,500円/当日 3,000 円
主催:地点/財団法人武蔵野文化事業団
    協賛: 株式会社資生堂
    助成: 財団法人セゾン文化財団
平成20年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動重点支援事業)、EU・ジャパンフェスト日本委員会 、京都芸術センター制作支援事業

がんばれ、お気張りやす、岩澤侑生子さん!
と云う訳で、東京在住なんで見に行けるかも?と検討できる方はぜひぜひ吉祥寺シアターへお出かけ下さい。
今週は<東京国際映画祭>も始まっていますので,映画ファンにはそちらの方が気になって仕様がないところでしょうが、京都出身、京都造形大学卒業の女優さんも応援ヨロシク〜!


Posted by エス at 10:17

奥田恵梨華さん来館ほぼ決!日曜NHK「お米のなみだ」も見よう

2008年10月18日

RCSと、19(日)のNHK夕方4:45〜6:00放送の「お米のなみだ」が、突如ながら繋がり絡みました!

<速報ご案内>

11月15日〜17日の京都みなみ会館レイト番組にて日本映画『バカバカンス』を上映することが決まりました。
東京でこの夏に限定公開された映画であまり知られてはいない映画なのですが,本作で第1回監督作品デビューとなる宮田宗吉さんは、なんと今は無き「京都映画塾」のご出身!とのことで、いまごろ「遂に監督、出た〜!」と、ポニョ並みに驚いた次第。
http://www.bakabakance.com/ <公式サイト>

そして,この映画の主演女優、奥田恵梨華さんとご一緒に京都みなみ会館舞台挨拶もほぼ決定!
ということで女優・奥田恵梨華の魅力をもっともっと探ろう!
と思ったら、レギュラー出演していたコント番組のNHK『サラリーマンNEO』も先々週に終了してしまったところで困っていると、なんと朗報!
急ですが、10/19(日)のNHK夕方4:45〜6:00放送にて「NHK仙台放送局開局80周年記念ドラマ「お米のなみだ」に主演!されているそうです。
日曜夕方にテレビを見られる方や、録画が間に合う人は、ぜひぜひこのドラマ見てみましょう。
http://www.nhk.or.jp/sendai/top/okome/

また詳しくは追ってオススめ情報にもアップして参ります。
奥田さんはモデルやCMでの活躍が多いんですが、少し前に京都みなみ会館で上映した『東京ゾンビ』のヒロインで、浅野忠信の相手役を映画初出演で豪快に努めていたのが印象的でしたが、『三年身籠る』や、昨年京都みなみ会館で上映の『M』にも出演されていて徐々に出演作品を見る機会が増えていたところ、NHKの概念を破ったコント・バラエティ「サラリーマンNEO」の大活躍で人気上昇!可愛くってもスケバンOLとか、可笑しくって麗しいクール・ビューティ。でも憧れの人が、みうらじゅん、安斎肇とゆるキャラばんざいなところがツボ。ご来館がとっても楽しみです。


奥田恵梨華&沢村一樹の「サラリーマンNEO」
沢村一樹さんはこの番組の「セクスィー部長」(上の平サラ姿とは違います)役で大ブレイク!
実は滋賀にも住んでいてお盆にはしがドライブもしていたという「奥田エリカ大作戦」のご本人ブログもゆるくて面白いっす!!


Posted by エス at 17:53

京都映画祭・祇園会館でマキノ親子と出会えました。

2008年10月16日




Posted by エス at 23:59

土曜は<堺雅人ナイト>だ!<新京極映画祭>だ!『蟹工船』だ!

2008年10月16日

本当に難しいです!
毎年、秋は特に出かけたい素敵なイベントが盛りだくさんなので、もう身体が二つあっても足りません!


勿論コチラRCSからのおすすめ映画上映を最優先!で、お出かけ計画して頂きたいのが本音なのですが、連休の<京都映画祭>に続いて今週18(土)〜24(金)は、京都みなみ会館『アフタースクール』アンコール上映に併せて開催の【堺雅人ナイト】に始まり、『蟹工船』リバイバル上映と、人気若手俳優が競演の新作『僕らの方程式』、滋賀会館シネマホール<ファンファーレ・チョカリーア講演記念>ジプシー映画連続上映に、新京極シネラリーベで開催する<新京極映画祭>もスタートです。
トップ・バッターが『多羅尾伴内 七つの顔の男だぜ』に、マキノ雅広監督の『悪名一番勝負』や市川崑の『東京オリンピック』に、土曜日は『パンダコパンダ』で、日曜日は『河童のクゥと夏休み』に『ジャーマン+雨』も再上映で、ああ日曜日が待ち遠しい、なんて多彩なるラインナップです。

10/14日の「鉄道記念日」に合わせた上映も今年は考えられなくって残念無念。<駅ビルシネマ/フランス映画祭>では意識して『終電車』など駅に相応しいタイトルを加えてみましたが、結果的にまたトリュフォー作品が見たくなってしまった!上の文中にまぶした秀作へのリクエスト請う!
でも日曜日には、まだ梅田でこんな催しも有りますから、テッピーに会えますよ!駅祭ティング!!




あと更に、身体が二つあっても行けなくって悔しかったのが、下記のこの催し。
http://bldg-mania.blogspot.com/search/label/ビルマニアカフェ2008

「近代建築よりはずっとたくさん残っているけれど、そろそろ寿命?というカン違いの元でこの頃どんどん壊されている1950〜70年代のビル達に、みなさん気付いていました? 築30〜50年、中年世代のビル達は物理的にはまだまだ働き盛り。しかし設備の老朽化(直せばよいのだ!)だとか、情報発信が消極的だとかの理由で、空室の目立つテナントビルや、建替えたいのだけどなかなかね・・・と言われながら使われている自社ビルの数々は、実はめちゃくちゃ素敵なんですよねぇ・・・」と云うコメントもありましたが、
まさに滋賀会館のコトを指してまっせ!ということを伝えたいイベント、『ビルマニアカフェ2008』。
嘉田知事を始め、滋賀県会議員の皆さんにこそ行って欲しかったですね。


Posted by エス at 09:59

16(木)18時~精華大学で映画のお仕事講座

2008年10月15日

もう明日!木曜の夜なんですが、
精華大学情報館で<セイカ・メディア・セミナー2008 情報館のおしごと講座>という講座をさせていただくことになりました。
もしも映画に興味があって、この時間に京都の北のほうまで出かけられると言う方は遊びに来て下さい。一般の方もフリーで入れるようです。まあ、スクリーン上映の前説では何度も皆さんの前でお話をしていますが、1時間半も学校でお話をすることはめったに無い機会ですが、さてどうなるやら。
でも、北のほうに住んでいる方たちがもっと京都みなみ会館へ映画を見に着てくれたら嬉しいですから、こうして伺えることはとっても嬉しいですよ。

講演会 概要
■日程:2008年10月16日(木)
■会場:京都精華大学 情報館 2F ザ・コミュニティスペース
■申込不要:無料

今や観光名所にもなりつつある京都の個性的なショップからゲスト講師を招き、その脳内を解読する情報館ならでは、の就職、経営セミナー。「売れる、売れない」の単純な構造から激しく逸脱し、世の流行、文化的背景まで鋭く切り込み、普段は決して聞けない生々しいトークを展開します。



と言うことですが、京都みなみ会館の企画や上映プログラムの事から、映画業界の現状とウラの話などいろいろな話題になると思います。<ポップコーン・ナイト>から最近の<くるりナイト>等の企画や、「ざくろの色」などカルトな映画のこだわり等、色々なご質問にもお答えしたいと思います。ではよろしくっす!





Posted by エス at 17:24

阪神が阪急に呑まれ、高島屋との提携で百貨店は虎と東宝一色に?

2008年10月14日

阪神タイガースが優勝を逃したことで、関西の流通業界の打撃は計り知れないものがあるかもしれません。
何しろセ・リーグ首位独走で、8月くらいから優勝記念セールの準備と仕込みは済ませていた筈ですから、今更「優勝逃しました」では、担当者にとっては済まない訳で、大幅な10月売上目標の修正を迫られているところでしょう。
仕入れた物は売らねばならぬ。泣く泣くでも、「感動をありがとう!」セールが登場です。



この連休の売上げが果たして良かったのかどうか?しかしですねえ、あの阪急グループが阪神タイガースを応援している違和感は、2年目となってもやっぱりもどかしく。
関西私鉄のライバル同士だっただけに想いも複雑になる訳ですが、特に野球ファンには阪急ブレーブスをさっさと切り捨てた恨みは近鉄バッファローズの頃以上に大きかったです。

それにしても、阪急・阪神のH2Oグループが、続いて百貨店最大大手の高島屋と提携したと言うニュース、ちょっと衝撃でした。
映画関係者ならすばやくお気づきのとおり、なにしろ正確には、「阪急東宝阪神」グループですからね。
つまり「阪神」に続いて「高島屋」も東宝映画と宝塚歌劇の系統に加わるんですから。もう更に無敵の東宝映画。
松竹も『フレフレ少女』とかやってる場合じゃない状態。
かといって全てが東宝マークになる訳も無いので、日本映画のインディーズな部分の面白さを発掘する上映は、やはり京都みなみ会館で引き続き行いたいものです。

色々とたいへんな状況になってきましたが、次代のスターや監督たちのきらめきを見つけたり再評価できる場所は、やはり必要。今週と来週、そんな日本映画の面白さをまとめて味わえる<オールナイト特集上映>を10/18日と、10/25日に企画しましたので、ぜひチェックしてみてください。




Posted by エス at 23:57

泉谷しげるまだまだ現役、そして京都みなみ会館、滋賀会館の挑戦

2008年10月14日





Posted by エス at 00:00