25日『コドモのコドモ』『窯焚』『鴛鴦歌合戦』京都みなみ会館
2008年10月22日
京都みなみ会館では、今月の表紙を飾らせて頂いた日本映画『コドモのコドモ』がいよいよ今週10/25日より京阪神でのロードショー公開です。
この映画は、イマドキの少女の妊娠という設定からだけでは一見するとアブナい作品にも取られてしまいそうですが、その困難から成長するきっかけを得てゆく子どもたちを描きながら、子ども達のことを理解していないイマドキの大人たちへの静かな警鐘となっている処がとてもよい作品です。
つまりは、『小さな恋のメロディ』なんですね。と言っても周りの20代スタッフは誰も知らなかった!!がが〜ん!
マーク・レスターとトレイシー・ハイドが11歳で結婚を宣言して、理解不可能と引き離す大人たちから子供たちが二人の為に力を合わせるアラン・パーカーの名作、があったのですが、時間と云うものはホントに早く。
監督の萩生田宏治は、RCSで応援を続けている一人ですが、西島秀俊の代表作となった『帰郷』、松山ケンイチと成海璃子を成長させた『神童』と続く作品と共に、演出する本人自身が成長を遂げている処がよいです。
そしてこの映画は主演の新人少女、甘利はるなさんの存在感がとっても素晴らしく、あの「お引っ越し」田畑智子の再来を予感しました。ぜひともご覧の程、宜しくお願いします

そして関西は滋賀県信楽を中心にローケーション撮影した『KAMATAKI−窯焚−』も、10/25日〜ようやくの京都公開です。
京都に長らく住んで『Keiko』でデビューしたカナダの作家クロード・ガニヨン監督が地元に帰って撮り上げた入魂の一作。
いま話題の「おくりびと」と同じく、モントリオール国際映画祭で最優秀監督賞や国際批評家連盟賞など5部門を受賞した作品です。
こだわりの陶芸家を演じる藤竜也とカナダ人の若者との心の交流を“窯の炎“を通して描くのですが、その撮影がたいへん美しく、フィルムで見る醍醐味をしっかりと感じられる映画です。色が変化していく湖の色彩美に気が付かせてくれる、変化していないようで、実は何かが変わっていることを、なんとか色で魅せようとした闘った映画です。
10/25(土曜)〜11/2(日曜) 朝10:00〜モーニングショー上映
さらに<京都映画祭・マキノ百年特集>には、何度かやっていると云うコトで上映が無かった、マキノ正博監督戦前の代表傑作『鴛鴦歌合戦』を久々に京都みなみ会館で上映します。
撮影監督の宮川一夫さん追悼企画で上映して以来、かもしれません。
もうこれだけ楽しく、モダンで、おしゃれで、可愛い映画はそうそうありません!
未だ見ていない人はヒッケン!!
10/25(土曜)〜31(金曜)のお昼12:10〜ランチタイムショーに、
10/28(火曜)&29(水曜)は21:55〜レイトショーも加えました(上映は70分ほど)
また、10/27(月曜)〜31(金曜)20:20〜レイトショーには、何と漫画家の萩尾望都先生が映画初出演を果たしたことが一部で話題! 有島武郎原作、奥秀太郎監督の怪作『ドモ又の死』が登場。「毛皮族」の人が主演といっても演劇のファンしか知らないかも知れませんが、藤谷文子は、滋賀会館シネマホールで上映が始まったミシェル・ゴンドリー監督編の『TOKYO!』と、立て続けになりますが、やはり目が離せないよい女優さんです。う〜ん、素晴らしい素質です。
この映画は、イマドキの少女の妊娠という設定からだけでは一見するとアブナい作品にも取られてしまいそうですが、その困難から成長するきっかけを得てゆく子どもたちを描きながら、子ども達のことを理解していないイマドキの大人たちへの静かな警鐘となっている処がとてもよい作品です。
つまりは、『小さな恋のメロディ』なんですね。と言っても周りの20代スタッフは誰も知らなかった!!がが〜ん!
マーク・レスターとトレイシー・ハイドが11歳で結婚を宣言して、理解不可能と引き離す大人たちから子供たちが二人の為に力を合わせるアラン・パーカーの名作、があったのですが、時間と云うものはホントに早く。
監督の萩生田宏治は、RCSで応援を続けている一人ですが、西島秀俊の代表作となった『帰郷』、松山ケンイチと成海璃子を成長させた『神童』と続く作品と共に、演出する本人自身が成長を遂げている処がよいです。
そしてこの映画は主演の新人少女、甘利はるなさんの存在感がとっても素晴らしく、あの「お引っ越し」田畑智子の再来を予感しました。ぜひともご覧の程、宜しくお願いします

そして関西は滋賀県信楽を中心にローケーション撮影した『KAMATAKI−窯焚−』も、10/25日〜ようやくの京都公開です。
京都に長らく住んで『Keiko』でデビューしたカナダの作家クロード・ガニヨン監督が地元に帰って撮り上げた入魂の一作。
いま話題の「おくりびと」と同じく、モントリオール国際映画祭で最優秀監督賞や国際批評家連盟賞など5部門を受賞した作品です。
こだわりの陶芸家を演じる藤竜也とカナダ人の若者との心の交流を“窯の炎“を通して描くのですが、その撮影がたいへん美しく、フィルムで見る醍醐味をしっかりと感じられる映画です。色が変化していく湖の色彩美に気が付かせてくれる、変化していないようで、実は何かが変わっていることを、なんとか色で魅せようとした闘った映画です。
10/25(土曜)〜11/2(日曜) 朝10:00〜モーニングショー上映
さらに<京都映画祭・マキノ百年特集>には、何度かやっていると云うコトで上映が無かった、マキノ正博監督戦前の代表傑作『鴛鴦歌合戦』を久々に京都みなみ会館で上映します。
撮影監督の宮川一夫さん追悼企画で上映して以来、かもしれません。
もうこれだけ楽しく、モダンで、おしゃれで、可愛い映画はそうそうありません!
未だ見ていない人はヒッケン!!
10/25(土曜)〜31(金曜)のお昼12:10〜ランチタイムショーに、
10/28(火曜)&29(水曜)は21:55〜レイトショーも加えました(上映は70分ほど)
また、10/27(月曜)〜31(金曜)20:20〜レイトショーには、何と漫画家の萩尾望都先生が映画初出演を果たしたことが一部で話題! 有島武郎原作、奥秀太郎監督の怪作『ドモ又の死』が登場。「毛皮族」の人が主演といっても演劇のファンしか知らないかも知れませんが、藤谷文子は、滋賀会館シネマホールで上映が始まったミシェル・ゴンドリー監督編の『TOKYO!』と、立て続けになりますが、やはり目が離せないよい女優さんです。う〜ん、素晴らしい素質です。
Posted by エス at 12:16