阪神・淡路大震災から14年「この瞬間に祈る」とテレビ局の姿勢

エス

2009年01月17日 07:17

1995年1月。
滋賀会館シネマホールが誕生する直前にあの大地震が起こりました。
今年で14年目の黙祷です。
しかし地震の恐ろしさも時と共に風化してしまい、もはやテレビでも完全にスルーし始めています。
昨年の1月17日ブログにもこの事を嘆きましたが、2009年はまた更に酷くなってました。
「朝ズバ」冒頭で紹介の毎日放送は、昨年同様みのもんた一言で数分のみ。しかし朝日放送と読売テレビはついに完全無視で別番組を放送。
そんな中、ことしも土曜日に関わらず特別番組「この瞬間に祈る」を放送した関西テレビを褒めてやりたい。

阪神・淡路大震災14年、テレビ各局が特別番組

ニュース番組でなんにもしてない訳じゃないのは分りますが、せめて関西エリアでは5時46分の重みを次世代に伝えて行って欲しいです。
それにしても、地震被害にあった人間にとっては命の尊さと向き合う大切な時間に、敢えて「声 あなたと読売テレビ 」という自社の経営宣伝番組を当てた読売テレビはコワいもん無しですね。
もはやあの恐怖を経験していない人間が、番組編成の担当をしているかどうかの軽いレベルで決まっているんだと思いますが、残念であります。



で、冒頭に書いた通りこの地震の後、1月29日に滋賀会館シネマホールはオープンしました。
この地震と共に歴史を刻むため、同じく14年。
但し、8年後の2003年に一旦は県から捨てられて閉館。
残り6年は市民のチカラが集まり、どうにか復活再生させて維持しています。
しかしこのままだと、維持させる事は至難の業です。
映画の持つチカラを大切にする皆さまの応援とご来場をどうかよろしくお願い致します。