オバマ・ショック続く27日『未来を写した子どもたち』滋賀上映

エス

2009年01月25日 16:50

黒人初の米大統領に選出された民主党のバラク・オバマが宣誓を行った20日以降、なんだかますますトホホ感がアップしたニッポン。
この歴史的瞬間に立ち会いたいとスピーチを聴きに来た国民が約200万人!
映画ファンなら「フォレスト・ガンプ 一期一会」で同じ広場に大観衆を集めたトム・ハンクスのシーンを思い出したでしょう。
さらに大観衆が集まったという事実だけでもスゴいのに、そこに臆せず語りかけるハナシの上手さに感服。
第44代大統領に就任した注目のスピーチは、まさに名言の連続で未だ話題は途切れず、まさにオバマ・ショックでした。

で、就任後のの支持率調査比率でケネディ元大統領に次ぐ歴代2位68%の高支持率を得ていたというコトですから、ダメージたっぷりのアメリカとは言え、国民の気分はかなり前向きな感じがします。
あの悪夢の2001年ブッシュ就任から8年の月日が経ったというわけで、ようやく陽が射したと思った国民は多かったでしょう。
あれから日本も一緒に転がり落ちて、政治も経済も酷いことになってますが、今のピンチヒッター総理なんてスピーチで人を口説く事が出来ないのは明白ですし、2000人すら集まるかどうか。なによりピンチヒッターで就任した事すら忘れているご様子でトホホ。
「解散はまだしばらくない」と言える、カップラーメンを400円程と信じるリッチな総理が頑張るニッポンに元気が出る分けないよな。

なんて云うコトで、地方経済も、滋賀会館も、自分たちで守らなければならない処で、厳しいけれど頑張りたい。
「なんとか応援してくださいね!」
と、前回に書いた通り、今週はこのシネマホールが開館して14年という記念週間です。
そこでまずは1月27日(火曜)夜に、<開館14周年記念/特別先行上映>を実施します。

上映するのは、オバマ新大統領が希望を膨らませたアメリカから、インドの現実を伝えた素晴らしい秀作ドキュメンタリー映画。




【上映作品】
『未来を写した子どもたち』
*第77回アカデミー賞最優秀ドキュメンタリー賞受賞作品
【上映日時】
1月27日(火)
夜19:00~(20:30)
当日のみ1,000円均一

京都みなみ会館でこのお正月に公開して大評判を頂いたアカデミー賞受賞の名篇です。
カメラが入る事もままならないインドのスラムに生活する子どもたち。貧しい彼らは、学校へ行く事すら許されない。
写真家ザナ・ブリスキは子どもたちに写真を教え始める。初めてカメラを手にし、瞳を輝かせる子らに笑顔がこぼれ出す。
自分たちの未来に希望を持ち始める姿と共に、直面する壮絶な現実を描き出した、『ホテル・ルワンダ』と共に日本公開が待たれていた名篇。
子どもたちの夢と未来を写そうと努力したこの映画のカメラマンの様に、我々は自ら動いてその環境を良い方向へと変えていかなければならないのです。
滋賀では春休み以降の公開となりますが、ご期待頂いている皆さまに開館記念で一足早くご覧頂いて、この映画の素晴らしさを感じて頂こうと考えました。
お時間のご都合が付きましたらぜひご覧下さい。