アカデミー賞受賞の傑作『マン・オン・ワイヤー』が梅田で公開!
1974年と云えば?
巨人V10成らず、ミスター・ジャイアンツ長島茂雄が引退。
北の湖が21歳で最年少横綱に昇進。
「がきデカ」読んで、「寺内貫太郎一家」見て。
山口百恵や西城秀樹に「襟裳岬」や「うそ」や「赤ちょうちん」まで、子どもたちが歌いまくってた頃。
映画では『エクソシスト』や『タワーリング・インフェルノ』などハリウッド大作の超級大ヒットで邦洋映画シェアが逆転。
そしてアメリカではウォーターゲート事件からニクソン大統領が辞任。
その辞任発表の前日、1974年8月7日。
当時世界一の高さを誇ったニューヨークの世界貿易センタービル屋上で、世界中を仰天させる事件が発生。
それは前代未聞、空前絶後の「犯罪」となった。
なんと、ある男が超高層ツインタワービル2棟立入り禁止の屋上間に密かにワイヤーを渡し、命綱なしで地上約400メートルでの綱渡りを成功させた。
その男の名はフィリップ・プティ。
フランスからやって来た大道芸人。
複数人のチームにより実行され、綿密なる計画を立てた犯行だった。
この予期せぬ事件は、瞬く間にトップで報道され、世界中に驚きと感動を与えました。
一体なぜ、そんな危険を冒したのか。
その驚くべき実行計画の秘密に迫った映画が
『マン・オン・ワイヤー』。
本年度の米アカデミー賞・最優秀長編ドキュメンタリー賞に輝いた作品です。
タイトルは「綱渡りの男」という意味。
当時の貴重な映像と再現映像。そして様々な証言を交えながら、夢と芸術に生きる男の肖像を浮かび上がらせます。
高さ415m、地上110階という巨大な2つの建物の間。
空の上を歩く。
今は無きワールド・トレード・センターの姿と共に、生涯忘れられない映画が誕生しました。
電波への露出があまり出来ていないので、まだまだ作品の認知が低い(スミマセン)と思いますが、ホント実に面白い!
単なるドキュメントに留まらず、ミステリー映画であり犯罪映画でもある、第一級の娯楽性と芸術性に美しい詩情を兼ね備えた映画。
『マン・オン・ワイヤー』
オススメです!
7月4日(土)〜上映中
梅田ガーデンシネマ
7月25日(土)より公開
京都みなみ会館
*京都はまだ前売券発売中(横長大判のポストカード付き!・先着数量限定)