オダギリジョーは『アカルイミライ』浅野忠信&藤竜也共演で成長

2009年04月17日

いよいよ18日(土曜)の晩は、
京都みなみ会館で
黒沢清監督特集オールナイト!

黒沢清監督の『トウキョウソナタ』が、これまで以上に高い評価を集め、「おめでとう!」の特集上映。
香川照之が快作『蛇の道』から、『蜘蛛の瞳』へと連なる哀川翔が主演した2作品。
そしてオダギリジョーを映画スターへ押し上げた代表作『アカルイミライ』の海外出品バージョン。
最後に、黒沢清&役所ホラーの総まとめ、『叫(さけび)』でフィニッシュ。
かなり楽しめるプログラムですのでぜひぜひ!

アジア・フィルム・アワード受賞記念~黒沢清ナイト~

4月18日(土)
23:20開場

【1】23:35~
『蛇の道』
1998年/日本/85分
脚本:高橋洋
出演:哀川翔/香川照之/柳ユーレイ/下元史朗

【2】1:20~
『蜘蛛の瞳』
1998年/日本/83分
脚本:西山洋一/黒沢清
出演:哀川翔/ダンカン/大杉漣/菅田俊

【3】3:05~
『アカルイミライ<海外バージョン>』
2002年/日本/115分
脚本:黒沢清
出演:オダギリジョー/浅野忠信/藤竜也

【4】4:55(~6:45)
『叫』
2006年/日本/104分
脚本:黒沢清
出演:役所広司/小西真奈美/葉月里緒菜/伊原剛志
http://sakebi.jp/index.html

オダギリジョーは『アカルイミライ』浅野忠信&藤竜也共演で成長

オダギリジョー初の映画主演作品『アカルイミライ』のロードショーを行ったのが2003年2月。
この時、京都みなみ会館では舞台挨拶が有り、オダギリジョーと浅野忠信、そして黒沢清監督の3人が登壇。
平日の昼にもかかわらず、女性たちが殺到して凄い混雑になりました。
すでにテレビの「仮面ライダー」シリーズ出演で奥様たちには絶大な人気が出ていたようで、帰りの出待ちが黒沢ホラー並に怖かったっす。
オダギリさんは、この作品があったお陰でいきなりカンヌ国際映画祭参加で映画のオーラを浴び、そして映画中心に活躍してきた浅野忠信に続く役者としての自覚を持ち、映画スターとしての藤竜也の姿勢を見習ったのだと思います。

『鮫肌男と桃尻娘』以降、浅野忠信人気中心だったインディーズ日本映画界は、この作品で次代のスター、オダギリジョーを確認しました。
そしてあれから6年。
オダギリジョーも今年で33歳。
そのポジションを継ぐカタチで、次は既に松山ケンイチがそのバトンを受けているような気がします。
やはり映画スターの輝きは、20代!ですが、オダギリジョーも役者のキャリアはまだまだこれから。
『転々』をヒットさせたものの、続く『悲夢』、『プラスティック・シティ』など海外での出演作は興行的に不振でした。
結婚した以上は多少人気も下がるでしょうが、変に監督などに色気は出さず、更に次の“藤竜也”の領域へ面白い映画を残していってもらいたいです。



Posted by エス at 23:59