京都新聞に綱渡りの男~映画『マン・オン・ワイヤー』の犯罪芸術

2009年07月28日

本28日の京都新聞夕刊[エンターテインメント欄]にて、フランスの大道芸人フィリップ・プティ氏が紹介されました。

プティ氏が、1974年にニューヨークのワールド・トレード・センターでやってのけた偉業。
それは「史上最も美しい犯罪芸術」と言われた地上411mの綱渡り。
この驚きの計画から実行までを追った感動のドキュメンタリー。
それが映画『マン・オン・ワイヤー』(2008年/イギリス映画/95分)。

京都新聞に綱渡りの男~映画『マン・オン・ワイヤー』の犯罪芸術

この映画の優れたところは、単なる記録の綴りではなく、第一級のミステリー、サスペンスとして仕上げられた、その物語りの面白さにあります。

ひとりの男の冒険ロマンが、愛と友情で織り込まれ胸に迫ります。
一人ではなく、チームでこそ成し得た成功への道は、さながら「ルパン三世」です。
挑戦当時の映像と、再現映像の演出、編集は見事。
更にその映像を引き立てる音楽の素晴らしさ!
マイケル・ナイマンとエリック・サティのブレンドがバツグンです。
並みの劇映画では敵わない娯楽作と言っても良いでしょう。

先週の朝日新聞・あいあいAI京都や、京都リビング新聞の映画評でも、この映画『マン・オン・ワイヤー』を取り上げて頂き、ご覧になった方のインパクトと満足度が凄く大きかったのだと改めて感心しています。

京都みなみ会館にて、8月中旬までの上映。
RCS特選!この夏休み前半の注目作です!




Posted by エス at 23:59