14(土)夜は千里セルシーシアターへ集合!御法川修監督が挨拶

2008年06月11日

『世界はときどき美しい』のアンコール上映が大阪である!

今ではもう決して簡単ではないアナログの8ミリフィルムによる劇場映画の撮影を敢行した、とっても大胆で映画愛に満ちた作品。

市川実日子のやわらかな美しさに、松田龍平の温かなまなざしに、さり気なくこの映画の魅力が溢れている秘密は、先ずその撮影にあるのです。

何よりフィルムで観てもらいたいその色彩と映像の質感。これは後からDVDで見直してみれば、更にスクリーンで観られたことの幸せを実感頂けると思います。ソフトな画から作りだされる淡い色合いや滲みは、アナログの8ミリフィルムにしか出し得ない独特の色調。いま映画制作も学びたい人には必見の一本と言わせて頂きます

苦労倍増の至難の撮影に挑まれたカメラマンは、黒沢清監督作品でもお馴染みの名手、芦沢明子。回しっぱなしで撮影できるデジタルビデオと違って、8ミリカメラのカセットは僅か3分間かぎり。緊張と気合いの入る仕事です。
14(土)夜は千里セルシーシアターへ集合!御法川修監督が挨拶
そんな苦労の末に出来上がったフィルムは、ジャック・プレヴェールの詩からタイトルが冠せられたと言うことで、同時に公開されるのはフランス映画史上のベストワンと謳われる名作『天井桟敷の人々』。
続けてお楽しみ頂ければ、なお嬉しい。
な〜んて再上映の楽しみ方が期待できるのが、名画座上映の良いところ。

神戸には<パルシネマしんこうえん>が!
京都には<祇園会館>、そして<京都みなみ会館>が!
そして大阪には梅田から地下鉄一本で繋がっている北摂の名画座、千里セルシーシアターがあります。
やっぱり「ロードショーを見逃したなら、もう後はDVDで観てね。」なんて、作った人はあんまり思っていないわけで、出来ることならば暗闇の中の大きなスクリーンでじっくりと見てもらいたいワケですよ。
若い人たちにも「映画館があって良かった。」と言って貰えたら幸せです。

【映画『世界はときどき美しい』ブログとホームページ】
http://sekaihatokidoki.seesaa.net/
http://www.sekaihatokidoki.com/

御法川監督から、劇場へメッセージをいただいたと言うことで、劇場のホームページに下記の通りアップされています。
わざわざ映画館へ映画を見に来られるお客さまに敬意を持って、お礼を言いたい気持ちから、って嬉しいです。
http://www4.ocn.ne.jp/~selcy.t/information.htm
14(土)夜は千里セルシーシアターへ集合!御法川修監督が挨拶


Posted by エス at 00:53