滋賀会館大ホール閉鎖から1ヶ月 大津、滋賀県どうなってく?

2008年11月04日

滋賀会館の地下がユニークである事は過去にも紹介されてきましたが、

 地下銘店街さびしく
「滋賀会館」鮮魚、そうざい生花店閉店

大津市の滋賀会館の地下にある「地下銘店街」で鮮魚、そうざい、生花の各店舗が31日、店を閉じた。近年、客足が遠のき、かつて近所の人たちや勤め帰りの人たちでにぎわった「市場」の風情は失われ、理髪店など3店のみが残る。[ 記事全文 ]

滋賀会館大ホール閉鎖から1ヶ月 大津、滋賀県どうなってく?

ゆっくり、じっくり、「真綿で首を絞める」とはこういう感じなのでしょう。
昨年の「滋賀会館は、文化施設としては用途廃止する」の発表が出て以来、ず〜と来客の方から「いつ閉まるの」と聞かれ続けて、シネマホールでもスタッフがノイローゼになるくらいモチベーションを下げさせられたんですが、やはり地下のお店の方も必ず買い物のお客さんに毎日尋ねられて辛かったそうです。何より、新聞紙上で発表された直後はシネマホールの集客もガクンと急激に落ちてしまいましたから、地下の売上げへの打撃も大きかったであろうと察します。
1階の大ホール閉館からはや一ヶ月。最後のチャンスを利用して、この建物の重要性と素晴らしさは初めての方にも少し認知をして頂けましたが、玄関が閉鎖されている建物で商いを行えと言われても未来は無く、ある意味では屈辱です。
未来を閉じると云う意味では、今の大津市街や駅前に象徴される「廃墟の促進」を県庁周辺にも拡げて行く一方の状況です。
長年の生活を経験されている皆さんなら、建物というものはそこに営みがあってこそ息吹を吹き込まれるものであることをご存知でしょうが、生活する人がいないと老朽化はいっそう進みます。そして使わない部分には更なるメンテナンス費用がかさみます。

結局、新しいプランも無く、壊す為にも莫大な予算がかかる為に手をこまねいて、残して行くだけでもそれなりの予算が必要。
それなら、無駄だと思われているこの滋賀会館を改めて活かして、大津と滋賀をもう一度活かしていく方法も検討する方が夢があると想いませんか?
決して簡単でない事は分りますが、後ろ向きよりは前向きに、新しい発想を展開するチャンスは必要。
財政支出をカットする。税金を上げる。これは誰にでも出来る政策です。
しかしそこに“夢”へ邁進するプランを加えて貰えなければ、県民のモチベーションは上げられません。

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Posted by エス at 00:24