映画顔負け「キトラ」古墳壁画ポスター。京都みなみ会館沿線案内

2009年05月20日

京都みなみ会館へ映画を見に行くときは、京都駅から近鉄に乗って2分。
1駅目の東寺駅で降りて五重塔へ歩いて3分程で着きます。
急行も停まるのでたいへん便利。
でも、うっかり特急に乗ってしまったら、そこはいにしえの奈良。
終点、橿原神宮前には約60分で到着。

キトラ古墳壁画「青龍 白虎」特別公開
いよいよ,5月24日(日曜)まで!

「青龍が初登場! 1300年の時を超えた歴史ロマンに酔う」

1983年、石室内で聖獣「四神」像など多数の壁画が発見され、注目を集めたキトラ古墳。
はぎ取り保存された壁画のうち、今年は初めて「青龍」が公開され「白虎」と並びます。
初公開の「青龍」は、鼻先や長い舌、前足などが見分けられます。
泥で覆われた全身については、赤外線などで調査された復原想定図をポスターの様に同時に公開。

映画顔負け「キトラ」古墳壁画ポスター。京都みなみ会館沿線案内

「約1300年の時を超えた歴史ロマンを感じてみませんか?」

なんて、実に上手いこと見に行く気分を煽ってくれる宣伝広告の基本ですよ〜。
なにしろ昨年公開のポスターがコレですから、否が応でも今年のビジュアルが気になっていたのです。
まるで『ガメラ3』でも上映する感じ。確かにあの作品も奈良の神様が絡んでいたので関係性は無きにしも非ず。

「公開までに1300年かかった大作です。」

映画顔負け「キトラ」古墳壁画ポスター。京都みなみ会館沿線案内

「土の中から発掘された、最古傑作。キトラ古墳壁画」

なんともユーモアのある良いコピーですよね。
来年は、いよいよ4神を揃えて公開となる筈だからまたスゴく煽るぞ!
勿体ぶって小出ししているあたりも『エヴァンゲリオン新劇場版』にみられる宣伝の手法同様の基本。

映画も古墳も、“見たくさせる”宣伝がとっても大切なのだ。
この企画の宣伝担当代理店さんは映画宣伝の経験ありかもね。
下記のお問い合わせ電話番号のネーミング、笑いました!

キトラ古墳壁画「青龍 白虎」特別公開
期間:5月8日(金)から24日(日) 期間中無休
場所:飛鳥資料館 講堂
時間:9時~18時(入館は17時30分まで) 期間中土曜(9・16・23日)は21時まで開館
特別入館料:一般500円(団体400円)高校・大学生300円(200円)中学生以下無料
お問合せ:050-7105-5355(キトラりんりんダイヤル:午前9時~午後4時)

ちなみにこの週末、5/22(金曜)からの京都みなみ会館では、この青龍と白虎の迫力に負けず劣らずの秘宝映画を公開!
香港製中国映画の歴史を体感出来る、怪しさ美しさたっぷりの面白エンタテインメント活劇『エンプレス 運命の戦い』(原題:江山美人)が登場します。

映画顔負け「キトラ」古墳壁画ポスター。京都みなみ会館沿線案内

「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」から「少林サッカー」に「HERO」などアクションに時代劇の歴史を塗り替えて来た名匠チン・シウトン(程小東)の新作ですので、ぜひコチラの映画も見に来てくださいね。



Posted by エス at 10:20