広島と京都を繋ぐ映画『土徳〜焼跡地に生かされて〜』を限定上映

2009年08月11日

昨年夏に上映され評判となった『藝州かやぶき紀行』の青原さとし監督作品。

『土徳 〜焼跡地に生かされて〜』

ごく普通の日常の中で、広島で生きるということ。
その土地に、じっくりと向きあった記録から生まれる静かな感動。
現在、京都みなみ会館で上映中の『妻の貌(かお)』と併せて、長い時間の遍歴から紡ぎ撮られたドキュメンタリーの面白さが味わえます。

広島と京都を繋ぐ映画『土徳〜焼跡地に生かされて〜』を限定上映

広島でお寺の息子として生まれた青原さとしは、寺の古い因習にこだわる父親と衝突し、家を出る。
ところが数年後、父が病に倒れたことを知り、広島でカメラを回し始める。
さまざまな人々を訪ね歩くうちに、父親が育った戦前の広島の姿が明らかになっていく。
父の死と相前後して撮影された11年分のビデオ記録をもとに、父との葛藤やみずからの家族との関わりを見つめ、過去と現在の広島の歴史を映しだします。

広島と京都を繋ぐ映画『土徳〜焼跡地に生かされて〜』を限定上映

浄土真宗のお寺から、龍谷大学への進学に繋がって、あのとき父は被爆を免れた。
京都という土地が、坊さん達の青春の想い出になっているのだと、改めてナットク。
ちなみに青原監督も龍谷大学ご出身です。

2回だけの限定特別上映ですが、ぜひご覧ください!
上映の両日、青原監督も来館して舞台挨拶があります。

日時:8月13日(木)&14日(金) 夜18時〜1回上映
場所:京都みなみ会館
JR京都駅よりひと駅・近鉄東寺駅西へ150m
075-661-3993
広島と京都を繋ぐ映画『土徳〜焼跡地に生かされて〜』を限定上映



Posted by エス at 11:02