京都駅ビルシネマでキューブリックの『博士の異常な愛情』を上映

2009年09月19日

急に「シルバーウイーク」とよばれ始めた感じの5連休。
新作映画もいろいろ始まり、たくさん有りすぎ。
もう何を見りゃいいのかよく分からん!という方。
こんな時は、迷わず未だ見てない名作映画を見てください。
お手軽に借りて見られる時代だからこそ、映画館でフィルムで見られるなんてチャンスです。

JR京都駅「駅ビルシネマ」の上映も中盤に入って、そんな名作映画を続々放出中。

連休のオススメは巨匠スタンリー・キューブリック作品をひとつ映画館で体感頂けること。

その映画のタイトルは、
『博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』
DR. STRANGELOVE: OR HOW I LEARNED TO STOP WORRYING AND LOVE THE BOMB

京都駅ビルシネマでキューブリックの『博士の異常な愛情』を上映

でもあまりに長いので、一般的には『博士の異常な愛情』。

アメリカ軍基地のひとりの司令官が、ソ連の核基地の爆撃指令を発したことから巻き起こる“地球のいちばん長い日”。
名優ピーター・セラーズが英国の大佐、アメリカ大統領、マッド・サイエンティストのストレンジ・ラブまでの一人三役をこなす面白さに、タカ派のジョージ・C・スコットや、とんでもないロデオをやるスリム・ピケンズまで出演俳優たちがノリノリ!
ソ連とアメリカの冷戦の皮肉が、今だと北朝鮮対日本とアメリカにも映って、年数を経てもブラック・ユーモアは大炸裂。
こんなにオモシロくて社会的なコメディはざらに無いでしょう。

ちなみに私は1983年ごろ<名画座発掘70>という上映会で見ました。(あ~古ッ)
『魚が出てきた日』という映画と、核の恐怖2本立で見事なプログラムでした。
知ってる人いるかな?

『2001年宇宙の旅』でお馴染みの巨匠スタンリー・キューブリックの作品は、日本で上映可能な作品が殆ど有りません。
が、まだこれがあるうちに上映しておこう!とセレクトしました。
「何時までも、あると思うな、映画のフィルム。」
もう昨年上映したフランス映画祭の名画も半分は上映できなくなってしまいました。
現実はどんどん厳しくなっていますね。

京都駅ビル「駅ビルシネマ」上映は、9/20日~24日まで。
ぜひお見逃しなく!



Posted by エス at 23:59