原恵一監督、滋賀会館でエスパー魔美と河童のクゥと再会の夏休み

2008年08月19日

お盆休みの滋賀会館で行った、夏休みスペシャル上映<原恵一監督と夏休み>。
やはり宣伝期間が無かった事もあって、オトナとこどもがいっぱい、とは行きませんでしたけれど、滋賀や京都のみならず、全国各地から熱烈なファンが駆け付けてくれて、久々の大スクリーン上映に、監督とのトークショーは拍手も熱く大いに盛り上がりました!
そして原監督のご好意で、お客さん一人一人に握手も頂けた感激のサイン会まで、広い大ホールは入場者数などをものともしない感動と熱気に包まれました。
今回初めて『河童のクゥと夏休み』を見たと言うお客様も多く、名作と出会えた興奮と感動が、まさに会場を覆って監督への賛辞と感謝に溢れたのです。

こんな映画ファンが心をひとつに出来る映画鑑賞は、あらゆる種類の作品を一手に映すシネマコンプレックスではほぼあり得ない状況であり、そんな空気感も生み出せません。
なるほど、「この会館は、映画の作り手と観客がひとつになれる場所となりえるのだ」と言う事を改めてよく理解できました。
そして同時に、滋賀県民はそんな素晴らしい想いを集められる貴重な場所をひとつ、まさに失おうとしているのだと、悔しく感じました。
「びわ湖ホール」が出来た以上「滋賀会館」の役目は終わった言われるのも分かりますが、たとえ代替と言っても「びわ湖ホール」での映画上映は想定されていません。

京都でのナイト・イベントの際も、遠方から訪ねてくれるファンのパワーには感心しましたが、今回も名古屋、広島、そして東京と各地から大津・滋賀会館を目指し、はるばるとファンの方々が見に来てくれて感激です。
宿泊して2日がかりで参加の方も居られて、滋賀県観光に僅かながらでもしっかりと貢献している滋賀会館。
けれどもそんな貢献への“チャンスを生み出す芽”すら摘み取ってくれる県の行政案。見た目の支出が止まれば格好はつくでしょうが、そこで失うものは“こころ”だと思います。でもそのカタチが見えないために、今は気が付かないのでしょう。

20年ぶりの大スクリーン復活上映にお話も白熱!
『エスパー魔美 星空のダンシングドール』は“地味”じゃなくて、渋い!とお客様。
監督の原点は、デビュー作にこそ秘められる歴史を、またも証明してくれた秀作。

原恵一監督、滋賀会館でエスパー魔美と河童のクゥと再会の夏休み

浅尾典彦さん、原監督、ミルクマン斉藤さん

『河童のクゥと夏休み』、
『クレヨンしんちゃん モーレツ! オトナ帝国の逆襲』、
『クレヨンしんちゃん アッパレ! 戦国大合戦』、
そして20年ぶりの『エスパー魔美 星空のダンシングドール』!
作品を見た感動と興奮を、直に原監督へ伝えたくて、みなさん並んで待ってます。
原恵一監督、滋賀会館でエスパー魔美と河童のクゥと再会の夏休み

翌17日も、監督がトーク延長でまた更なる大サービス!
「怒髪天」エピソードには会場もおもわず興奮してました!
原恵一監督、滋賀会館でエスパー魔美と河童のクゥと再会の夏休み

やっぱりこの入り口に看板、そしてテケツのかっこよさに監督も狂喜。
滋賀会館のファンも、全国的にまたいっぱい増えました!
原恵一監督、滋賀会館でエスパー魔美と河童のクゥと再会の夏休み

原監督、どうもありがとうございました!!!





Posted by エス at 00:00